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いつも通り

「守るべき者がある人間」


「守るべき者がない人間」


どっちが本当に強いのだろうか


〜〜朝〜〜


「ふうか起きてー!学校遅刻するよー!」


「んんもぉ、ふうかまだ寝たいー!!」


いつものようにふうかが駄々をこねてる

もう小学生5年生なのに


私は鳥越翼、ふうかの母親でシングルマザーの28歳

普段は都内でOLをしている


「ちょっと早く起きてよ!ママ怒るよ!」


「いいやああああ!学校いきたくないーーー!」


最近のふうかはこんな感じで反抗期みたいになってる


「時間やば!ももお!おらあ!」


「いやああああ!お布団ー!」


無理やり布団をはがして飯と着替えを済ました

学校途中まで送っていくと


「もうママ大丈夫ー!バイバ~イ」


「はあ、気をつけてね…」


お友達がいたからだろうか、途中でさよならされた

それはそれでママさみしいんだよなあ…




いつもの光景

いつものやりとり

いつもの道

いつもの仕事

いつもの帰宅




ここまではいつも通りだった……


ふうかには家の鍵を持たしてある

私より早く帰ってくるはずなのに…もう夜の19時

今日は友達のところには遊びに行くなんて聞いてない……


学校に連絡してもとっくに帰ったらしい


「遅い……警察に連絡しよう!」


電話をかけたらすぐに警察がでた


「はい警察です」


「あの!うちの子がまだ家から帰ってこなくて!」


「お子さんがですか!?少々お待ちください、お子さんの年齢お名前を教えてください」


「鳥越風華!小学生5年生です!」


「少々お待ちください」


しばらくの保留から電話の人が男性から変わった


「お待たせしました、鳥越さんですね」


「はい!すぐにでもうちの風華を探してほしくて」


「申し訳ございませんが、そのような子は日本におりませんので。」


「は?いまなんて?」


「ですから鳥越風華さんという人物はこの日本におりません」


「どうゆう意味ですか!?うちの子は………!」


「イタズラはご遠慮ください、では失礼致します。」


「ちょっと!なんで!」


そのあと何度警察に電話してもイタズラで終わってしまった


さらに再度小学校に電話したら風華という生徒はいないと言われた。


「なんなの!いったい……!」


この世に風華がいない扱いをされてる……!

それから友達や知り合い、会社の人にかけても風華なんか知らないと言われてしまった


親に電話したら、留守電で一向にでない


「風華を探そう……!」



次の日私は会社に休暇届を出して実家に向かった。




ピーンポーン

都内の外れに私の実家がある


「お父さんお母さん……」


ガチャ

「はい?」


「え、」


「あ、あのーどちらさまで?」


そこに現れたのは知らないおばあちゃんだった

私は頭が回らずおばあちゃんが話しかけてきた


「お姉さんどういった用で?」


「あ!あの!ここって鳥越の家ですよね?」


「いいえここは斎藤ですが?間違いですよ?」


「あ、分かりましたすいません」


すいませんなんかじゃない、ここは間違いなく私の実家だ。


だが表札をみたら斎藤だった


親に再度電話をかけた


「お願い出て……!」


しかしそこには留守電の音声メッセージのみだった


「どーして!どーして!」


それから市役所、学校、知り合い、風華の行きそうな場所……ありとあらゆる場所を行ったがどこにも風華の痕跡はなかった


でも


1人だけ、あと1人だけ風華と深く関わっていた奴がいる


5年前に同棲していた元彼だ

あんまり乗り気じゃないけど、言ってられない


プルプル……プルプル


「……なんだ?」


出るか心配だったが、懐かしい声がでた

同棲してるときも彼は風華のことはとても可愛がってくれてた


「千尋…聞きたいことがあるんだけど」


「なんだよ今更」


「風華のこと覚えてる?」


しばらく沈黙がしてから低い声で話し始めた


「ああ、覚えてるに決まってんだろ

なに言ってたんだお前わ」 


「今から会えない?」


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