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僕はブルーハーツを聴く

作者: 軍具にる

いつもクラスでは本を読むか、勉強をする、そんな毎日を送っていた。部活なんかには縁がなかったし、これというほど熱中することもなかったから家に帰ってもなんとかなく手伝いをして寝る。そんな毎日を過ごしていた。別に嫌われているわけでもないのだ。ただ本当に、個性がないだけなのだ。そんな学生生活を送っていたある日僕の住んでいる街に、ディスクユニオンができた。できたけれど、別に音楽に興味があるわけではなかった。みんなが聴いている流行りの音楽はあまり合わないのだ。でも、部活もない放課後は、とても暇だ。だからふとした拍子に入ってしまったのだ。今の時代、CDを買う人は減っている。そのため、あまり客もいない。そんな店内にはしかし流行りが過ぎた曲だけが流れている。別に買いたいものもなかったのでなんとなく棚を見て帰ろうかと思った時、ある一つの名前が目に止まった。ブルーハーツだ。この名前は、僕でも知ってる。知ってると言ってもほぼ名前だけだ。でも何故か僕は、そのCDを手に取っていた。

「リンダ リンダ」この曲が目に留まった。この曲は僕でも少し聴いたことがある。何故だかわからないけれど、その時、そのCDにものすごく魅力を感じた。そんなことを思っているうちに、僕はCDを買っていた。きっとこういうことを衝動がいというのだろう。でも今はそんなことどうでもいい。あまり何にも興味を持たないため、ものすごい魅力を感じたそのCDがとにかく気になり、聴きたかったのだ。早速家に帰って親のCDプレイヤーを借り、聴くことにした。CDを入れ、再生ボタンを押した。しばらく経つと曲が流れ始めた。その音楽歌詞を聴いた瞬間、ものすごい驚きと、涙と、様々な感情が溢れた。まるで今まで止まっていた時間の再生ボタンが押されたように

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