鏡の中の異世界願望

竜巻

明日香いわく昨日の竜巻の原因は多分次元の歪みと言

う、それを聞いた孝（タカシ）は笑いながら

おまえの想像力はすごいよ、お天気予報士でもその答

えには辿り着かないねと食べていた肉まんの包装紙を

ゴミ箱に投げた

彼らの学校からあの竜巻はよく見えていた

この学校は埼玉県にある普通の高校で彼らは2年生

この後この2人に予想外の出来事が起こる事は

この竜巻だけが知っていた

ジャックはいつも通りに魚を焼く準備をしていた

「ファイヤ！」と枯れた木の束に向かって魔法を

唱えた、手の平から僅かな火が飛び枯れ木に当たる

がジャックの魔法力では一回ではつかない、大体3〜5

回は唱えないと火がつかない、しかしこの日は、

何度唱えても一回しか出ないのである、ジャックの頭

に不安が過った、夜ならまだしも起きたばっかりで

魔法残量が無くなる訳がない何故だ？そこにある人物

が現れた。