本編に入れたかったネタ その一
スズエの女の子っぽいところを書きたかった。だけど入れるところがなくなった……。
まぁスズエはサムライ女だからね!仕方ないね!
(なお、歴代の主人公達もこんな感じで女の子らしいところを書きたくてもかけなかった模様。何やってんだこの作者)
マイカさんが私の方を見ている。
「……どうしました?」
なんか、じっと見られているんだけど、私なんかやったかなぁ……。
「えいっ!」
すると突然胸を揉まれた。
「………………………………………………」
?????????????????
思考停止した私に構わず、マイカさんは感嘆の声をあげる。
「おー!やっぱり柔らかーい!」
「――――ななな何しているんですか!?」
ようやく状況を理解した私は胸を両腕で隠しながら後ずさる。
ここには男の子もいるんですけど!?
「え?だって心を休めるために女の子の胸を触るのは常識でしょ?」
「知りませんよそんな常識!?」
これは私がおかしいのか!?そっちの知識は疎いという自覚はあるけど!
すると、マイカさんの雰囲気が暗くなる。
「……私、不安なの。でも、こうするしか思いつかなくて……」
……この場合、どうするのが正解なのだろうか?私はかなり悩んだが、一つため息をついて、
「……い」
制服の上着を脱ぐ。
「一分だけですよ……?」
顔が熱い。恐らくすっごく真っ赤だろう。
「い、いいの?」
「サムライ女らしく、ここは潔く腹をくくろう」
マイカさんが驚いた表情をしている。そして小さく笑って、
「ありがとう」
そう言った。
「わ、わたしも、いいですか……!?」
「あたしにも触らせてくれよ」
「わ、私も触る……!」
「あたしも……」
「あー、うん……。ここまで来たらもうどうでもよくなったよ……」
……そんなに触りたいものなのか?胸なんて。
「おまわりさんもいいか」
「駄目ですよ、ケイさん?」
「ユウヤ、怖い顔しないでよー」
男性陣の方はユウヤさんがこれ以上ないのではと思うほど怖い顔をして止めていた。あんな顔のユウヤさんなんて初めて見た。なんだあの鬼の形相は。
「おー、柔らかい……」
「どうしたらこんなに大きく……」
「あたしもこうなれたのかな……」
「す、すごいです……!マシュマロです……!」
……どういう光景なんだ、これは。
デスゲーム内でなければ捕まるぞ、これ。