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姫雫  作者: 赤坂秀一
第四章 新婚旅行
17/20

17 クルージングと友人

大変お待たせしました第17話を更新しました!


今回はクルージングです。そこに待ち受けていたのは清君の友人?


 今日はホテルのそばのマリーナからクルージングです。ホテルの裏はビーチなのでそこでサーフィンやボディボードを楽しむ人たちも多いようです。清君(きよくん)もボディボードを楽しみたいみたいですけど、私は無理なので我慢しているような……

「ねえ清君、ボディボード楽しんで来ても良いよ」

 清君はたまに海の方を見ていますけど……

「でも、朝食のあとはクルージングでしょう!」

「うん、だから、クルージングが終わったら一緒にビーチに行っても良いし、飽きたら私だけ部屋でウクレレの練習をしてても良いし……」

「でも、アラモアナセンターも行きたいんでしょう」

「アラモアナセンターは明日のお昼からでも良いし、少しは清君も好きな事やって良いよ」

 確かにアラモアナセンターはオアフに来てからずっと言ってるけど、他にやりたい事が多くて行けてないですね……

「うん、それじゃクルージングから帰って来てからと、明日の午前中に楽しませてもらおうかな」

「うん、折角のハワイだからね、楽しまなきゃ!」

 そういう事で、今から朝食です。その後マリーナで九時に待ち合わせです。クルーズ船の名前はドリームワイキキ号だったと思うけど……

「清君、ホテルの朝食ってバイキング?」

「うん、そうだよ」

 私達はホテルの最上階にあるレストランへ行きました。

「うわーっ、凄いよ」

 そこには新鮮なフルーツと焼きたてのパンとペストリー、ワッフルがあります。ドリンクもコーヒー、ミルク、オレンジジュース、グレープフルーツジュースがあり、温かい料理はスクランブルエッグ、ブレックファスト・サンドイッチ、ベーコン&ソーセージとお味噌汁まで揃ってます。フルーツはパイナップル、キューイ、オレンジ、パッションフルーツなどが揃っていて、これ全部食べたいくらいです。絶対無理だけど…… でも清君はお皿二つに沢山取って来ています。

「清君、そんなに食べるの?」

 清君はサンドイッチとクロワッサンにスクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージにサラダを持って来ています。

「朝はこれくらい食べないとね」

 だって! 私はサンドイッチとスクランブルエッグ、ソーセージとサラダを食べました。清君は、まだ何か取りに行ってますけど…… まあ、旅先の朝食って結構食べれたりしますけどね! でも私は、清君の横でグレープフルーツジュースを飲みながら清君が食べ終わるのを待つ事になりました。本当によく食べるよね……


 朝食も終わりマリーナへ行くとひとりの男性が近づいて来ます。

「アロハー、清政(きよまさ)

「やあ、ジャック二年ぶりだっけ」

 えっ、清君の知り合い?

「ああ、そうだね、清政が結婚したって聞いてまさかハワイに旅行に来てるとは思わなかったよ」

「うん、最初はオーストラリアへ行くつもりだったんだけど、妻が海外初めてだったからこっちが楽しめるかなと思って」

「うん、そうだね、こっちだとほぼ日本語が通じるからね!」

「ジャック紹介するよ、彼女が僕の妻の郁美(いくみ)だよ」

「へぇー、可愛い子を奥さんにしたんだね」

「知り合いなの?」

「うん、前来た時にね」

「さあ、どうぞ」

 私達はクルーザーの中に案内されました。中は結構広いけど揺れますね…… 他の乗客の方も乗船してこれから出港です。

「清政もフィッシングするかい?」

「えっ、クルージングじゃないの?」

「いや、昼間はフィッシングがほとんどだよ」

「えっ、そうなの…… 郁美もやってみる?」

「あっ、私はいいや」

 釣りはやった事ないから良いかな……

「それじゃ奥さんはウクレレ体験でもしませんか」

 そういう事で、まずはクルーザーでパールハーバーに来ました。清君と他の乗客の皆さんは一斉に釣りを始めます。でも、海から見るオアフも良いですね。ダイヤモンドヘッドも綺麗に見えます。その後、今度はもう少し沖の方へクルーザーを走らせます。私はちょっと飽きたのでウクレレ体験をするため船内へ入りました。

「アロハ! 私はオリビアよ、よろしくね」

「郁美です」

「それじゃ、郁美このコードを弾いてみて」

 紙に書かれたコードは昨日教わったF、C、G7(ジーセブン)Am(エーマイナ)の四種類です。やっぱり最初はこの四つを覚えるのかな? 私がこれを弾くと……

「郁美は上手いわね」

 何も知らないオリビアはそう言いますよね!

「実は昨日、レッスンを受けたんです」

「なるほどね、でもG7はちょっと手こずってるかな」

 だってG7は三本の指を使う訳だから難しいです。

「G7は難しいですよね」

「まあそうね! でも、FからG7への移行は人差し指はそのままで中指を一本手前の弦に移行して薬で一弦のニフレットを押さえるんだけど…… これ頭で覚えてもダメなんだよね! 何度も練習して指で覚えるしかないんだよね」

 まあ、何度も何度も練習あるのみですね!

「これね、簡単な曲を弾きながら練習すると良いよ、曲も三曲くらい飽きたら次の曲で練習みたいな感じでね!」

 なるほど、オリビアは私の飽きやすい性格を解っているようです。確か初対面だよね…… でも、ウクレレを一緒に弾いていると何年も前から知ってる人みたいな感じがします不思議ですよね!

 私達は、お喋りとウクレレを弾いて楽しんでいるとクルーザーが止まりました。

「どうやらランチみたいね、外に出ようか」

 オリビアと一緒にクルーザーの船尾へ行くとテーブルが準備され、その上には沢山のシーフードがあります。

「さあ、お好きな料理をどうぞ!」

 ランチタイムです。どうやら午前中に釣り上げたお魚もテーブルに並んでいるみたいです。それにしても今気付いたんですけど乗客の皆さんは全員日本人でした。ハワイって本当は日本じゃないのかと錯覚しちゃいそうです。

 私達は釣りとウクレレを充分楽しんだあと、お昼の三時くらいにマリーナに戻って来ました。

「郁美、明日はどうするの?」

 オリビアが話し掛けて来ました。

「明日はアラモアナセンターに買い物に行こうと思っていますけど……」

「それじゃ、一緒に行かない? 明日は私お休みなのよね」

 そうオリビアに誘われ、どうしようと思っていたら……

「オリビアさんお願いしても良いかな! 僕はジャックにサーフィンに誘われていてね」

 そういう事ならオリビアとお買い物を楽しんでも良いかな!

「それじゃ、それで良いかしら郁美?」

「はい、よろしくお願いします」

「ええ、とっておきのところに行きましょう」

 オリビアは明日ホテルに迎えに来てくれるみたいです。


 そして、私と清君はホテルに戻りました。清君はこれからボディボードをするみたいです。

「郁美はどうする?」

「私は清君のことをしばらく見てようかな」

 清君はニコッと微笑んでボディボードに乗って沖の方は行ってしまいました。ボディボードって確かボードの上でうつ伏せになって胸をそらした状態で波に乗るんだよね。あっ、清君が波に乗って戻って来ましたけど途中で沈没してますね! 思ったより難しそう…… あれは私には絶対出来ないやつです。そう思いながら清君を見ていて何だか格好良いなぁと思えるのは単なる惚気でしょうか? しばらく見ていましたけど、ウクレレを弾きたくなったので部屋へ戻る事にしました。


 夕方、清君が戻って来ました。

「ごめん、遅くなったね」

「ううん、大丈夫だよ。あれって凄いね! 少しの間見てたけどバランスが難しそう」

「うん、サーフィンと違ってうつ伏せ気味なんだけど、ちょっと波が高くなると沈没しちゃうんだよね」

「でも、楽しいんでしょう!」

「うん、でも一時間くらいやってたら出来るようになったよ」

 一時間っていえば私が飽きてビーチを後にした時間かな……

「ねえ、明日はサーフィンをするの?」

「いや、僕はボディボードだよ! サーフィンはちょっと無理そうだから……」

 清君はそう言ってるけど、たぶん素質はあるんじゃないかな?

「ねえ、ところで夕ご飯はどうする?」

「鉄板焼きのお店に行こうか!」

 なにそれ、結構高いんじゃないの?

「鉄板焼きってステーキってこと?」

「うん、お肉もだけどシーフードとかもあるよ」

 そういう事で田中オブ東京というレストランに行きました。ハワイにあるのに何故東京? そう思いましたが、ここは凄いです。パフォーマンスなんでしょうけど目の前でお肉や海老なんかを焼いてくれます。ジュッという音と香りがたまりません。炎も上がりテンションマックスです。お客さんも炎が上がるたびに歓声が上がります。もちろんお肉はとても柔らかくて美味しいです。

「どう、美味しい?」

「うん、最高! こんなところがあったんだね」

「うん、ハワイに来たら一度は行きたいところなんだ」

 ワインを飲みながら、お肉に魚介にもう言う事ないです。また明日も行きたいな…… でも、いよいよ明日は最終日です。明後日は朝から空港に行って出国準備なのです。はあー、あと一週間くらい居たいな…… ハワイって本当にいいところですね!


今回は清君がハワイを満喫していたようです。ハワイといえばサーフィンやボディボード、スキューバダイビングとかも良いですね! 今回はクルージングとか言ってましたけどフィッシングがメインだったようです。戻ってからも清君はボディボードを楽しみ郁美は部屋でウクレレを弾いていたみたい…… でも、ディナーの鉄板焼きは二人とも満喫したようでした。

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