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姫雫  作者: 赤坂秀一
第四章 新婚旅行
15/20

15 ハワイに来ちゃった!

大変お待たせしました15話を更新しました!


やっと、なんとか書き上げました……


 やっとホノルル国際空港に到着しましたが、これから国内線でハワイ島へ行くため国内線カウンターでチケットを見せた時でした。

「見知らぬ人から何か物を受け取ったりしていませんか?」

 なんて事を言われました。

「えっ、なにそれ?」

 そう思いましたが……

「いえ、何もそんな事はありませんよ」

 清君(きよくん)がそう言います。

「そういう事がたまにあるみたいなので注意してください」

 そういう事でした。しかし、流石はハワイ、何を言わなくても日本語での対応です。顔は結構アメリカンなんですけどね……

「ハワイ島行きの飛行機は五番搭乗口です。チケットはその時に見せてください」

 との事でした。

「ヒロ空港行きは十時十五分ですね!」

「えっ、コナじゃないの?」

「国内線はヒロなんだよ」

そのあと睡魔と闘いながら私は五番搭乗口へ行きました。なんだか人が沢山並んでます。

「この列に並ぶの?」

「そう、バスに乗る感覚かな」

 本当、飛行機に乗るような感じじゃないですね…… そのあと搭乗時間になりました。小さい子供がいる人とか身障者は先に搭乗出来るようです。

郁美(いくみ)、行くよ!」

 そう言って清君と私は機内へ、なんとか後ろの方に二人並んで座れる席がありました。全て自由席なんですね。これから離陸しますが日本の航空会社みたいにいろいろと案内はないようです。でも、フライト時間は五十分くらいあります。結構遠いんですね……


「郁美、降りるよ!」

「えっ、なに?」

 私はいつの間にか睡魔に負けて眠っていたようです。

「ハワイ島に着いたよってもう、日本からの飛行機の中で寝てないからこうなるんだよ」

 まったくもってその通りです。

「あれ、スーツケースは?」

「えっ、手荷物はもうホテルに行ってるよ!」

「へっ、そうなの?」

「うん、ツアーで来てるから現地の旅行会社の人がポーターさんにお願いしてるんだよ」

「ねえ、ホテルにはまだ行けないよね?」

「いや、そんな事はないよ! もうすぐお昼だからチェックイン出来るよ! でも、その前にチケットカウンターに行かなきゃ行けないけど」

「じゃあ、早く行こう! 早くホテルに行きたいから……」

 私の睡魔は、もう限界にきています。

「お昼ご飯は?」

「ちょっといいかな……」

 そんな訳でチケットカウンターに行ったとこまでは覚えていますが、気がついた時はホテルのベッドの上でした。

「あれ、ここどこ? 清君……」

 ベッドの下には私のスーツケースがありました。でも、清君はどこへ行ったのかな……

『カチャ』

 ドアが開く音が…… 知らない人が入って来たらどうしよう……

「郁美、目が覚めたみたいだね」

「えっ、清君…… どこに行ってたの?」

「お昼ご飯を食べに行ってたけど、郁美はお腹減ってない?」

「うん、私はもう夜ご飯で良いかな」

 私は時差ボケで、まだ正常じゃないですね、眠気はやっと克服出来たみたいですけどまだ身体が怠いです。

「身体は怠くない?」

 今、私が思った事を清君が訊きます。

「うん、怠い」

「それじゃ、夕食まで横になってた方が良いね」

 でも、ヒロの街に出ていろいろ散策したいんだけどな……

「ねえ、明日はどうするの?」

「明日はハワイ島の観光をする事になってるけど」

 そうか、それなら明日街中を散策しても良いかな……


 西の空に美しい夕日が見える頃ようやく夕食です。流石にお昼を食べてないから腹ぺこです。

「やっと、元気になったみたいだね」

「うん、清君心配掛けてごめんね!」

「まあ、海外旅行始めてで時差が十九時間あるからしょうがないよ」

「ねえ、夕食は何?」

「今日はホテルのレストランで食べるよ」

 そういう事でホテルの最上階にあるレストランへ行きました。

「折角だからお肉が食べたいかな」

「そうだね、じゃあステーキでも食べようか」

「うん」

 やった! ステーキなんて素敵です。この後、オーダーをしてやっとハワイ最初のお食事です。

「郁美、そんなに慌てなくても……」

「だって、もうお腹が空いてしょうがないんだもん」

 私は、慣れないナイフとフォークでお肉を切って食べます。

「わぁー、柔らかくて美味しい!」

 私はあまりにも美味しくてステーキをペロリとたいらげました。

「しょうがないな…… 本当は一緒にワインとかも飲みたかったんだけどね」

 清君はちょっと苦笑いです。

 夕食も終わり、ちょっとだけヒロの街を散策します。お店が立ち並び看板とかを見るとハワイに来たんだなと思える独特な感じがします。うん、日本とはまるで違う風景です。海外に来たんだなと思える瞬間でしょうか。


 翌日、ハワイ島を観光します。ホテルのロビーへ行くと『Kitamikado』と書いたプレートを持つ人が……

「ロバートさんですか?」

 清君が訪ねますけど……

「Oh yes よろしくお願いします」

 どうやら今日の観光のガイドをして頂く方のようです。最初に行くのがハワイ火山国立公園です。

「何だか楽しみだね!」

「うん、ここは何度か来た事があるけど来るたびに景色が変わるんだよね」

 えっ、景色が変わるってどういう事? その後、ロバートさんの運転で国立公園へ行きます。ロバートさんは見た目はアメリカ人そのものですが日本語はとても上手です。たまに英語で大袈裟に叫んだりしますけどね!

「ここがキラウエア火山国立公園です! ここはハワイアンの聖地です。こっちが噴火口になります」

 流暢な日本語で案内をするロバートさん何だか不思議な光景です。

「こっちがハイキングコースですよね」

「はい、そうです。砂漠や熱帯雨林を見る事が出来る世界遺産地域です」

 へえ、砂漠に熱帯雨林って不思議ですけど……

「郁美、ちょっと行ってみようか!」

「うん」

 そう言ってハイキングコースを行くと最初は溶岩と思われる黒い大地から植物が何もない砂漠地帯になりました。

「ねえ、熱帯雨林とか無いよね!」

「まあ、この感じだと普通はそう思うよね」

 そう清君と話しながら先へ進むとだんだん風景が変わり熱帯雨林がある場所へ来ました。

「ねえ、不思議でしょう!」

「確かに不思議だけど凄い景色だね」

 その後も、ハイキングコースを楽しみキラウエアビジターセンターへ戻って来ました。ここはキラウエア火山の資料が沢山揃っています。それとお土産屋さんもあるみたいなのでちょっと覗いてみましょうね!

「うわー綺麗な写真」

 キラウエア火山の写真集のような物が売られています。あと絵葉書もありますね! なんか、溶岩の塊みたいな物もあるけどこれも売り物なのかな……

「清君、マカダミアナッツがあるよ! 別に最後にまとめて買って良いんだけど」

「ホノルルの方が種類多くて安いよ」

 という訳でキラウエア火山国立公園の観光が終わりました。

「ロバート、ヒロ空港に良いかな」

「OKそれじゃ僕のガイドもここで終わりだね」

「うん、ロバートありがとう」

 その後、ロバートさんに空港まで送ってもらいました。あれ?

「ねえ、清君! これからどこに行くの?」

「これからマウイ島に行くから」

「マウイ島?」

「ハワイに来たら行きたい所があるんだ」


 私達は、ヒロ空港から飛行機でマウイ島にあるカフルイ空港に来ました。フライト時間は四十五分くらいです。

「ここからどうするの?」

「ここからバスでラハイナに行くんだ」

「何があるの?」

「前にも言ったと思うけどKimo'sがあるんだ」

「Kimo's ? あっ、お魚料理が食べられるレストランだよね!」

「うん」

 清君は空港スタッフと何か話していますけど……

「郁美、こっちだって」

 清君が手招きして呼びます。

「何処に行くの?」

「だからバスに乗るの、あの黄いバス」

 えっ、あれってスクールバスじゃないの? そう思いましたけど清君はバスに乗って行きましたが…… 運転手さんは黒人で何だかエディーマーフィーみたいににこやかに歯を見せて笑っています。

「ラハイナに行きたいんだけど」

 えっ、日本語が通じそうに無いんですけど……

「オーッ、大丈夫行きますよ! 二、三軒ホテルに寄って行きますのでどうぞ!」

 ウソ、通じた…… 流石にハワイだけのことはありますね! やっぱりハワイで日本語が通じないところは無いんじゃないでしょうか。

 しばらくバスで走っていると『ポォー』という音が……

「あっ、汽車が走ってる」

 私が窓からの景色を見てる時、汽車が走っているのが見えました。でも、ハワイで汽車って……?

「ああ、サトウキビ列車だ! まだ走ってたんだ」

「サトウキビ列車?」

「うん、昔はハワイにもサトウキビ畑が沢山あって製糖工場も沢山あってサトウキビを乗せた列車が工場まで走っていたんだ」

 でも、サトウキビ畑は今は無いですね、住宅地と畑はあるけどサトウキビ畑じゃないみたいです。

「ふーん、でも畑はあるよ!」

「たぶん、パイナップルだね」

「えっ、パイナップルって畑で出来るの?」

「うん、パイナップルは葉の茂ったところに実がなるんだ、ほら、あんな感じ」

 本当だ、葉の茂った株のところに実がなって頭に葉が茂ってます。

「あれって実を切ったあと同じところにまた実がなるらしいよ」

「そうなの?」

「うん、でも、段々実が小さくなるから三回くらいが限度らしいけどね」

 へえ、そうなんだ! パイナップルって不思議なフルーツですね。


 そして、ラハイナに到着しました。時間は午後五時半を回ったところです。

「郁美、こっちだよ」

 そこにはなんともアメリカンなレストランが…… 清君が予約をしていたみたいです。しかもここは海沿いのテラス席です。夕暮れ時、辺りはちょっと薄暗くでも、松明の火が燃えていて如何にも南の島といった感じです。正面に座る清君は何だか格好良く見えます。この後、二人でワインを飲みながらシーフードを堪能しました。うん、新婚旅行って感じですね!

新婚旅行満喫中の二人です! もう少しラブラブでも良かったかな……

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