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うんめいの朝のスケッチ

作者: 秋葉竹



あら?


受け止めてくれる人が、

ここにはいて

朝になると時計をみて、

私を起こしてくれる。

ようだね、


そして寂しさを読んだりしている

きみは、

熱いホットコーヒーを

ふうふう言いながら自分で

自分を持て余している、


あら、あら。


そんな、

蜘蛛の巣の人を待つものがたりに

ひっかかってしまった

けだるい朝。


星のはじまりまでに

無明の孤独を、

生きるものがたりの主人公にして

唾を飲み込みながら、

お互いの恋しさにたえている、

死にものぐるいで。


ガラッガラに太陽の赤い命は、

きらめき落ちて新しく

動きはじめる、


そして大昔の漫画のように

もはや十一人目の

船員がいるんだと、

気づかされた宇宙船のように


すべてを相手のために

諦めた果てに、

あらたしく気づかされる

はるか夢の果て、


ほら、ね。

こんなに私を叱ってくれた

その理由が優しさだったんだって、


あら、あら。


そんな朝に、

ありがとうっていうつもり。








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