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聖貨を集めて、ぶん回せ!【2巻発売中】  作者: 青木紅葉
15章・リアーナでアレコレと。

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「あら? まだ起きていたの?」


「あ、おかえりー」


 セリアーナのベッドでゴロゴロしていると、セリアーナが部屋に入ってきた。

 化粧を落とし、服や髪が正装から就寝前のものに切り替わっている。

 仕事はもう終わりなのかもしれない。

 風呂も入って来たのかな?


 彼女は部屋の中を見渡すと、フィオーラが既にいない事に気付いたようだ。


「フィオーラはもう戻ったの?」


「うん。ちょっと前までいたんだけどね」


 フィオーラは【隠れ家】でレポートか論文かはわからないが、何かをずっと書いていた。

 彼女の家はジグハルトと共用で、俺も以前数日世話になったことがある。

 魔道具に溢れて、この世界では相当快適に出来ているが……それでも【隠れ家】の方が使い心地は上だ。

 彼女が中で作業をするのは初めてだが、随分気に入っていた。


「そう……」


「……ぬ?」


 セリアーナはまず俺をベッドの脇にどけると、真ん中にうつ伏せになった。

 そして、そのまま腕を曲げて腰辺りを示している。


 ……【ミラの祝福】かな?


「よいしょ」


 彼女の腰に跨ると、そのまま後頭部に手を当てて発動した。

 とりあえず、これで上半身はカバーできるな。


「なに? お疲れ?」


「ええ……疲れたわね。ある程度形は出来て来たけれど……、それでもまだまだ人が足りないのよ。どうしても細かい所まで、私やリーゼルが判断する必要が出て来るわ。王家からも支援があるけれど……、全てに頼るわけにもいかないし……」


 そして、ふぅ……とため息をついている。

 うん……これはお疲れだね。


 騎士団は、1番隊と2番隊と分ける事で、冒険者からの転身でもなんとかなっている。

 求められる能力は腕っぷしだからな。

 元々この街で冒険者をやっているんだし、腕は十分だ。

 2番隊はそこをクリアして最低限の品格があれば、後はどうとでもなるって方針だ。


 ただ、文官はなー……。

 王都の貴族学院は別としても、各領地にも教育機関はある。

 領都を中心に領内の各街に分校のようなものがあって、それで領政を取り仕切る人材をピックアップしていくんだ。


 もちろんリアーナにもそれっぽいのがあるんだが……まだ領地が出来て2年程。

 教育プログラムも教師も生徒も何もかも足りていない。

 当分忙しいだろうね……テレサが重宝されるわけだ。


 ◇


「よいしょっよいしょっ……!」


【ミラの祝福】を発動したまま、首、肩と手を当てる場所を下げていく。

 そのついでに、指圧マッサージをする事にした。

 残念ながら前世の整体師の様に、指先でどこが凝っているかはわからないが、まぁ、マイナスにはならないだろう。


 セリアーナは背は160台半ばくらいで、この世界の女性でも平均的な身長だが、スタイルはいい。

 手足は長いし、具体的な3サイズは知らないが、バランスよく整っている。

 そして、一見細身に見えるが、やはりしっかり鍛錬を積んでいるからだろうか、筋肉もしっかりと付いている。


「ふぬっ! ふぬっ!」


 これはしっかり体重を乗せて押していかないと効きそうにないな。


「セラ」


 ぐいっぐいっ! っと、背骨に沿って押していっていると、セリアーナが俺の名を呼んだ。


「ん? あ、いたかっ……」


 力を入れすぎたかな?


「もっと力を入れていいわ」


「あ、うん……」


 結構全力のつもりだったんだけどな……おかしいな。

【祈り】も使うか……?

 いや、力加減が上手くわからないし、痛めるかもしれないか。

 しゃーない、もうちょっと気合いを入れるぞ!


 背中を終えると腰、太腿、ふくらはぎ、足裏……と進めていき、そして終了だ。

 足ツボを押す棒みたいのがあったよな……。

 あれ作って貰おうかな……?


「……終わったよ……あれ?」


 セリアーナに終了を告げるも返事がない。

 どうしたのかな? と顔を近づけると、小さな寝息の音が聞こえた。

 いつの間にか静かになっていたとは思ったが、眠っていたのか……。

 お疲れなんだね。

 いい時間だし、俺もそろそろ寝るかな。


「……あ」


 起こすのも可哀そうだし、このまま眠って貰おうと思ったのだが……セリアーナは掛布団の上に横になっている。

 ……これどうしようか。

 抱き上げるのは無理だし……。

 空調は付いているけど、そこまで冷えていないし、このままでも大丈夫かな?


 そんな事を考えながら、部屋の照明を落とし、俺も布団に潜り込んだ。


 ◇


「……んっ……ん~……!」


 起きたぞ!

 今は……朝と昼どっちかな?

 昨日までは記念祭の喧騒が部屋にも聞こえていたが、今日は静かなもんだ。

 ぐっすり眠れた……!

 隣にセリアーナの姿は既に無く、今日も奥様として仕事をしているんだろう。


「……あれ?」


 何故かセリアーナが寝ていた場所に掛け布団がまとめられている。

 そういえば俺が起きた時、布団を除けた覚えが無いな……。

 昨日寝た時は確かに布団に入ったし、俺は寝相だけはいいはずなんだけど……セリアーナか?



セラ・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】・【浮き玉】+1【影の剣】【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】・7枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・28枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・3枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・7枚

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― 新着の感想 ―
[一言] またセリアーナへの妹ポイントが加算されましたね!
[良い点] 夜中に少し寒さを覚えて目覚めたセリア様。 布団で寝ているセラを見てイラッとしつつも、とりあえず布団に潜り込んで抱きまくらでぬくぬくしたに違いない。 で、朝になって改めて、起きるついでに布団…
[良い点] セリアーナの中で、感謝と怒りが激突した結果、起こすまでには至らなかったけど……。と、そう言う訳でしょうか。セラの寝顔も貢献したのかもしれませんが、微笑ましいですね。 [一言] 緋蜂の針が固…
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