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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 翌朝。


 普段よりは少々早い時間ではあるが……準備を終えると、いつもはテレサや女性兵が俺を呼びに来るんだが、それを待たずに騎士団本部に向かうことにした。


「あれ? テレサ?」


 屋敷の一階を地下通路のある訓練所に向かって進んでいると、少し前方に同じくそちらに向かっているであろうテレサの姿があった。


 俺が声をかけると、振り向いたテレサは少し驚いたような表情をしている。


「姫? お早うございます……もう向かわれますか?」


「うん。今日は出発前に団長とも話しておきたいしね。……テレサは昨日の話とか知ってる?」


 今日の調査隊は、ジグハルトたちの魔物討伐の支援も行うことになっている。


 ……というよりも、オーギュストとジグハルトの話次第では今日の任務はそれ一本になるかもしれない。


 それを昨日の夕方頃にセリアーナの部屋で話していたんだが、テレサは忙しかったようで部屋に来れずに直接はその話を聞いていない。


 一応騎士団本部には話は伝えているんだが、テレサにまで伝わってるかな?


 テレサの横に並びながらそう話していると、彼女は「ええ」と頷いた。


「調査隊に同行している冒険者たちにも伝える必要がありますからね。概要だけですが、団長から昨晩冒険者ギルドに報告がありました」


「そっか……。まぁ、多分それで十分な情報だと思うけど……一応話しとくよ」


 廊下には既に使用人たちの姿もあるが、別に聞かれて困るような内容でもないし、俺は移動しながらそのまま話すことにした。


 ◇


 テレサと話しながら騎士団本部のオーギュストの部屋に向かうと、既にオーギュストは部屋にいて仕事を始めていた。


「早いな。セラ副長。テレサ殿も……途中で会ったか?」


「上の廊下でね。団長も早いね。いるとは思ってたけど、もう仕事をしているとは思わなかったよ」


 オーギュストに答えながら部屋の中を見ると、アレクやリックはいないが、既に彼の補佐官や文官たちは揃っていて、自分の席に書類や資料を用意している。


 地下通路の警備をする兵や夜番の兵たちはいたが、まだこの本部には兵の姿は少ないのに、文官の姿は多かったし……今まで知らなかったが彼らは随分早くから出勤しているみたいだ。


 まぁ……彼らの仕事だと危険は無いし、どっちが大変かって比べることではないが……ご苦労様だ。


 感心する俺に、オーギュストが肩を竦めている。


「元々朝番の兵たちと同じ時刻なんだがな。私が早く出てくるのを知っていつの間にかこうなってしまったんだ」


 そう言って文官たちをひと睨みするが、彼らは全く意に介さず黙々と準備をしている。


 その様子に、オーギュストは深々と溜め息を吐いた。


「団長が早く出てくるからじゃない? まぁ……忙しいのはわかるし、オレが口出しすることじゃないだろうけどね」


「……意見は参考にさせてもらおう。それで、テレサ殿はともかく、君まで来たということは今日の任務に関してか?」


「そうそう。昨日報告が行ったと思うけど、今日オレの隊はもういっそ最初からジグさんの方と合流しちゃおうかなと思ってさ」


「……確かに、君の調査範囲がもう大分南に移動してきているからな。いくら騎乗しているとはいえ、そこからまた北の森まで移動するのは手間だな」


「馬の休憩も必要だしね。その時間を考えたら、ほとんど一の森の調査は出来ないだろうし……やったところで中途半端になっちゃうからね」


 早く片付くようなら、それから俺だけ軽く一の森を見て回ってもいいだろう。


 魔物から気取られないように動きながらだと、広範囲を見るのは難しいが……昨日の分と合わせたら、それでも予定の範囲を超えるくらいだ。


「そうだな。それで構わないだろう。もし応援の部隊が必要なら待機させておこう。君が単独で移動すれば領都まで時間はさほどかからないだろう?」


「すぐだね。了解……おや?」


 オーギュストに頷いていると、ドアをノックする音が部屋に響いた。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
この話の流れは… 以外な人物登場を予告してるねW
文官の朝は早い…ワーカホリックだな…
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