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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 騎士団本部のホールに出ると、既に隊の一員として同行する兵も冒険者たちも整列していた。


 商業ギルドから出向して来た職員らしき者もいて、彼らは備品のチェックなどを行っている。


 今回の任務には馬車は利用しないからな。


 一応北の拠点に行くとはいえ携行品の漏れがあったら補充が難しいし、彼らがしっかり管理してくれるらしい。


 んで、オーギュストが彼らを前に簡単な任務の説明を行って……と、準備は万端だな。


「セラ副長。隊長の君から何かあるか?」


 ホールの隊員や職員たちの準備を眺めていると、彼らに話をしていたオーギュストが俺に何かないかと声をかけて来た。


 既に必要なことはオーギュストが話したし、そもそも前もって打ち合わせも済んでいるから今更俺が何か言うようなことなんて……と考えていたが、まぁ……折角だ。


「そうだね。まだそこまでじゃないかもしれないけど、気温も暑くなってくるし、オレがいない間も無理せず適当に休憩してね」


 そう言って、さらに「特に二番隊!」と付け加えると、彼らは笑って了解と返事をした。


「こんなもんだね。オレからはもうないよ」


「十分だ。それでは出発してもらおう」


 オーギュストは俺の言葉に苦笑しながら返してくると、兵たちに出発するように指示を出す。


 一応……俺が隊長ではあるが、何だかんだでこういう号令とかは全部やってくれるから楽なもんだ。


 ソッチはオーギュストに任せて、俺はテレサに「行って来るよ」と告げると、外に向かって飛んで行った。


 ◇


 街を出てから少しの間、俺は隊から離れて一人周囲の警戒のために上空を飛び回っていたが、その結果特に異常はなしってことで隊の皆と合流することにした。


「見て回ったけど……特に変わりはないね。森の端に少し様子見に魔物が出て来てるけど……それはいつものことだよね?」


 合流した俺は、一先ず隊の纏め役であるベテラン兵に報告をした。


 彼は「そうだな……」と頷くと、辺りを見回した。


「ちょいと過敏すぎる気もするが……北の森は雨季前にゴッソリ魔物を始末したし、一の森の北側の浅瀬もジグさんたちと一緒に広範囲を始末したんだろう? ……それからしばらくは魔物も遠のいていたが……最近戻って来たんだよな?」


「うん……まぁ、一の森の方はちょっとわかんないけどね」


「群れを纏めてるボスを仕留めたんならそう動くさ。まあ、しばらくは魔物も俺たち……というより森の外の変化に敏感になっているんだろうな。そこまでおかしなことじゃないはずだ」


 彼は周りの隊員たちにも「そうだろう?」と訊ねると、皆も同意見らしく頷いている。


「ふぬ……襲って来たりはするかな?」


「無防備に一人でフラフラ出歩きでもしたらわからないが……この辺りに住んでいる者でそんな馬鹿はいないし、これからリアーナ領にやって来る者もちゃんと護衛を付けるだろう?」


「それなら街道を通る人たちは大丈夫か」


「まだ領都から然程離れているわけじゃないし、そこまで警戒することじゃないさ。それより俺は出発時の方が気にはなったな」


「……北門のことかな?」


 俺たちの今回の目的地は領都の北側だ。


 んで、北側……ってことは北門から出発することになる。


 まぁ、それは当たり前だ。


 ただ……。


「見送りの人が普段とは全然違ってたね」


 俺が笑って言うと、隊員たちも苦笑していた。


 騎士団が隊を率いて領都から出発するってのは、ちょっとしたイベントになっている。


 東門から出発する場合は、冒険者や冒険者ギルド周辺で商売する者たちが見送るし、西門から出発する際は住民が普通に送り出してくれる。


 ただ、領都の住民が関わることの少ない南北の門から出発する時は、見送りは精々警備の兵くらいなんだが……。


「商業ギルドとか、他国の人とか……いろいろだったよね」


 今回の任務に期待している……というか興味があるのがその連中なんだろうな。


 俺たちはそんなことを話していた。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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