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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 今度の俺の任務ってのは……ものすごく簡単に言うと、俺が仕留めそこなった魔物を今度こそ仕留めるか、二度とこちら側にやって来ようと考えないように、浅瀬周辺をうろついて威嚇し続ける……実はそれだけだったりする。


 街道の安全を考えると決して無視していい問題ではないし、大事なことに違いはないんだが、騎士団や冒険者ギルドにとっては任務そのものは大したことではない。


 だが、商業ギルドの加盟の有無に関係なしに、商人にとっては結構重要だったりする。


 もし今回の任務で、一の森の魔物が北の森とか西側に少しでも移動してきた場合、やはりこちら側の魔物たちの生息範囲に影響が出てしまう。


 もちろん異変を察知したら騎士団から兵を送るし、そう時間をかけずに解決するだろうが、それまでの間が問題だ。


 そして、無事今回の任務が問題無く片付いて、順調に領都北部の開拓が進んだ場合は、商隊の行動範囲が広がっていくことになる。


 今までは街道沿いの開拓拠点に冒険者の護衛を付けて行き来していたが、そこの範囲に変化が出てくるってことは、確保する護衛の数にも変化が出てくる。


 直接今回の任務の結果と関係無い商人たちでも、他が護衛を持って行ってしまって確保出来なくなったり、用意した品が無駄になってしまったり……結局は色々影響が出てくるかもしれないってことで、大分無茶な方法ではあるが、俺と話をする機会を作ったらしい。


 こういう事情で自分たちは情報を欲している……ってのを伝えたいんだろうな。


 聞いた限りではもっともなことだし、俺がやることといえば精々リーゼル経由で商業ギルドにそこら辺のことを気を付けるように……って言うくらいだ。


「だよね?」


 何組かの面会を終えたところで少し間が出来たので、テレサに疑問に思った点を訊ねることにした。


 テレサは「そうですね……」と答えたが、すぐに「ですが」と付け加えて来た。


「どれほど影響が出るのかわからない以上は、出来る限りのことはしておきたいのでしょう。実際には姫が考える程度の影響に抑えられるか……もしかしたらそれ以下になる可能性の方が高いとは思いますが、もしそうじゃなかった場合を考えると、彼らもジッとしてはいられなかったのでしょう」


「出遅れちゃうとどうにもならなくなるしね」


「物が足りない……というだけならまだ耐えられますが、仕入れた品を売り捌くことが出来ずに、ただただ倉庫に積み続けるだけ……ということだけは避けたいでしょうしね」


「あー……まぁ、簡単にダメになるような物じゃないだろうけど、売る相手が他に行っちゃってるかもしれないしね」


 この世界一度大きい失敗をしてしまうと中々復活は出来ない。


 今回の件でもし商売に影響が出たとしても、流石に破産するようなことはないだろうが……秋の雨季を考えると、数ヶ月かあるいは半年くらいは足踏みをしてしまうことになるだろう。


 んで、その間に抜け出たところがしっかり伸びていって、結局どうにもならなくなって……吸収されるのかな?


 そう訊ねると、テレサは「恐らくは」と頷いた。


「この領都に店を構える者は、規模はどうあれ大半がここが本店になります。そうなる前に店の商品を他所に移そうにも、そもそもその移動が出来ませんからね」


「そうなっちゃうのは護衛の手配が上手くいかないから……ってわけだしね」


 せめてここが中央とかもう少し安全な土地なら、何とかなるんだろうけれど……ウチでは簡単に都市間の移動は出来ない。


 追い詰められたら追い詰められるほどどうにも出来なくなってしまう……わかってはいるが厳しい土地だ。


「オレは明日から昼間は街にいないけど……大丈夫かな?」


「私が代理を務めますし、商業ギルドにも窓口を用意させましょう。姫の報告を纏めてからになるので、半日ほど遅れてしまいますが……ちゃんと対応してみせますからご安心ください」


「そっか……んじゃ、任せるよ」

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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どうなるかはやってみないとわからんね
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