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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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「今日はお前はいいわ。部屋に控えておきなさい」


 朝食が済み、執務室に向かう前にエレナが部屋に来るのを待っていると、唐突にセリアーナがそんなことを言いだした。


「ぬ?」


「今更お前が用意するような物は残っていないことはわかるけれど……それでも複数の組織からメンバーを募った隊を率いるのよ? お前宛ての連絡が届いてもおかしくないわ」


 俺自身は準備が万端でも、他がまだ何かあるってことか。


 それは確かにあるかもしれないが……。


「……まぁ、期限は短いけどね。執務室で受けちゃダメなのかな? 人も資料も揃ってるし、向こうの方が色々話が早そうなんだけど」


 今日俺に届く連絡の内容を思い浮かべてみるが……恐らく今回の調査の情報を自分たちにも提供して欲しいとかそういう類だと思う。


 別に隠すつもりはないし、騎士団や冒険者ギルドや商業ギルドや……今回同行する組織からだって情報はちゃんと入ってくるはずだ。


 それでも俺に来るってことは……。


「お前への顔繫ぎと、そのための贈答品じゃないかしら? 今回急に商業ギルドも関わることになったでしょう?」


「……自分たちも関わりたいって考えたのかな? 別に大したことはしないんだし、商業ギルドに話を持って行けばいいんだけどね。……ってことは、会いに来るのは商人かな?」


 商業ギルドの加盟の有無はともかく、今回の任務で多分直接影響があるのなんて商人くらいだしな。


 そう思ったんだが、セリアーナが小さく首を振った。


「違うの?」


「違わないけれど……商人ではお前に当日に話を持って行くのは難しいでしょう? だから、付き合いのある貴族に話を持って行くはずよ」


「なるほど……街の貴族がオレに面会に来て……そこに同席するのかな?」


「そうでしょうね。調整が出来たら、会議室か談話室かどちらかに呼ばれるはずよ。……流石に執務室には通せないでしょう?」


 あそこにも応接用のスペースはあるが、基本的にリーゼルや文官たちが仕事の話をするための場所だ。


 俺のお客を応対するのなら、ちゃんと別の場所の方が俺もお客も……ついでに周りの者もやりやすいだろう。


「そりゃそうだ……ってことは、オレ一人で相手をするのかな?」


 別に俺一人で相手をするのは不可能ではないと思うが……貴族や商人たちの情報が無さ過ぎるからな。


 その都度執務室に資料を要求して……とかだと手間がかかり過ぎる。


 どれくらい来るのかはわからないが……そんなんだと碌に数を捌けないんじゃないかな?


「テレサが来るはずよ。安心しなさい」


 面倒そうだな……と唸っていたが、セリアーナの言葉に「あ、本当?」と顔を上げた。


「ええ。屋敷でのお前への取り次ぎ役は大抵彼女が引き受けているし……騎士団と冒険者ギルドの動きについても説明出来るでしょう。適任よ」


「それなら安心だね」


「テレサがいるから大丈夫だとは思うけれど、もし手に余るようなら執務室に持って来なさい。適当に人を送るわ」


「うん。お願いするよー」


 ◇


 迎えに来たエレナとセリアーナが部屋を出て行って、しばらくの間俺は部屋に一人でいたんだが、ほどなくしてテレサが俺を呼びに来た。


 ノンビリする予定だったのに申し訳ない……と頭を下げられてしまったが、むしろ忙しいテレサに俺のサポートを任せてしまっていることが申し訳ないくらいだ。


 まぁ……元々彼女は俺の補佐こそが本当の役割で、騎士団だったり冒険者ギルドだったりの仕事はあくまでサブなんだよな。


 何でこんなに皆忙しくなってしまっているんだろうか。


 人手が足りないからだってのはわかりきっているんだが、今の状況は本当にどうにかしていかないといけないよな。


 なんてことを考えている間に俺たちは会議室の一つに到着して、そして間もなく面会の客がやって来た。


 部屋でセリアーナが話していた通り、面会の申請そのものは貴族の名前だったが、メインの用件は商人の方だった。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
セラちゃんは人気者? それともつけ入るスキあるって舐められてる?
これも大事な仕事よね
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