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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
25章・久々のリアーナ

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 さて、変更があった同行メンバーたちの紹介と装備の確認も終わったし、これで顔合わせはお開きかな……と思ったんだが、一番隊の一人がオーギュストに向かって手を挙げた。


「オーギュスト団長、よろしいでしょうか」


「どうした? 何かあるのか?」


「はっ。この任務のセラ副長や我々の目的は理解しておりますが、改めてセラ副長から説明を頂きたいです」


「ふむ……確かにお前たちには私とアレクシオ隊長からしか説明がなかったからな。……いい機会だと思うが、どうだろうかセラ副長」


 皆の視線がジッと集まって来るが……知った顔が多いし、そこまで緊張はしなさそうだ。


 まぁ……今回は普段と違ってちょっと変則的な任務でもあるし、説明はちゃんとやっておいた方がいいだろう。


「わかったよ」と答えると、オーギュストがいる前の席に移動した。


 ◇


 流石に発端でもあるどこぞの人間が北の森に薬品を撒いていた件は、ここの皆も把握出来ているだろうから省いたが、北の拠点や一の森の北側の大規模戦闘や、騎士団周りで解決したからあまり広まっていない南側の件などについては詳しく説明をした。


 その大半に俺は参加しているし、北側はアレクが、南側はオーギュストが参加しているから、しっかりと現場の情報の共有は出来ただろう。


 ってことで本題に入ってそちらの説明も終えると、まずは冒険者たちから質問が飛んで来た。


「一体の魔物を探しているわけですね……?」


「そうそう。もちろん、一の森の北側の調査も兼ねているけれど……あくまで本命はそっちね」


「副長を警戒する魔物が浅瀬をうろついているかもしれない……ってのは確かに気になるな」


「襲って来ないのなら敵わないってことがわかっているんだよな? 放っておいてもそのうちどっかに行くだろうが……しばらくは警戒しておきたいな。だから任務の期限が一週間なんだな?」


「期限を設けないときりがないからな。その間浅瀬付近を副長がうろついているんだろう? 仕留められるんなら一番だが、それだけの間何もしてこないなら警戒を解いてもいいか……」


「見た感じ、東の街道を越えられるくらいの力はあるけど、一の森の魔物って考えたらそこまで強くはないからね。その期間で見つけられないのなら……まぁ、他の魔物に狩られたか本格的に逃げたかのどっちかだよ」


 その言葉に、冒険者たちは納得したのか深く頷いている。


 他に何か質問はあるかな……と待ってみたが、どうやら冒険者たちが訊ねたいことは終わったらしい。


 そして、騎士団側が今度は手を挙げた。


 事情に詳しくない冒険者側に先に質問させていたんだろう。


 ともあれ、俺は手を挙げている一人を指した。


 一番隊の兵だな。


「どーぞ。何かあるかな?」


 そう言って指すと、律儀に立ち上がってこちらを見た。


「セラ副長が狙う魔物がその一体で、極力魔物との戦闘は避けて行動することは知っています」


「うん。それでも森をうろつくことには違いないからね。身を隠しながらでも気付くのはいるかもしれないし……中には外に逃げようとするのもいるだろうね」


「我々が警戒するのはその魔物ですね。この戦力ならばまず逃すことはないでしょう」


 彼は冒険者や二番隊の兵たちを見てそう言った。


 自分たちは記録係だから含めていないようだが、彼らもちゃんと訓練を積んでいるし、馬に乗っての戦闘なら二番隊よりも上だ。


 連携がしっかり取れる以上、彼ら側への不安は何もない。


 彼らもそれはわかっているみたいだが……何を聞きたいんだろうと首を傾げていると、まだ続きがあった。


「セラ副長と我々は行動する範囲が完全に分かれてしまうのですが、もしセラ副長が危機的状況になった場合はどうしたらいいのでしょう?」


 その言葉に、他の一番隊の兵や冒険者たちが「確かに」と頷いている。


 一方二番隊とアレクたちは、意外そうな表情を浮かべているし、随分対照的だな。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
普段一緒に戦う面子はほぼほぼあり得ないと考える部分よね 忘れがちだけどセラは貴族令嬢だから騎士として守るべき相手なんだよな
セラちんが危機的状況? セラちんほど逃げ足が早い人おらんぞ? ぶっちゃけ真上に急上昇するだけでほとんどの危険から回避できるし。
わかってる人との温度差がすごい(笑)
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