表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖貨を集めて、ぶん回せ!【2巻発売中】  作者: 青木紅葉
25章・久々のリアーナ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1441/2076

1436

「むっ!?」


 森の中を移動していると、前方を歩く1体のオーガを発見した。

 サイズも強さも、魔境をうろつく平均的な強さのオーガだな。


 どうやら、まだ向こうは俺の存在に気付いていないようだし、一旦樹上に身を隠すことにした。

 そして、前方の様子を探る。


「……近くに群れがいる気配は無いね。ハグレってわけでもなさそうだけど、単独行動かな?」


 オーガは大抵数体の群れで行動しているんだが、アイツは1体のみだ。

 かと言って、特に目立つ傷もないし、群れを追い出されたとかそんなわけでもないだろう。


 ダンジョンの外のオーガの生態に詳しいわけじゃないし、あの行動が普通のことなのかはちょっとわからないが……少し後をつけてみようかな?


 このまま何のあてもなく森をウロウロするよりは、とりあえず何か指針がある方がいいしな。


 よし、決めた!


 俺は木の枝などで風向きを確認すると、風下に回り込みながら高度を下げていった。


 ◇


 オーガの尾行を開始して5分ほど経つが、特に変わった行動をとったりはしない。


 何かを探しているのか、時折足を止めてはキョロキョロとしているが、すぐに歩き出すし……迷っている感じはないよな。


「……うん?」


 そんなことを考えていると、オーガはまた足を止めている。

 そして、身を屈めるようにして足元の何かを覗き込んでいた。


 一体何を……?


 そう思い木の陰からオーガの様子を窺っていると、すぐにその場を離れていった。


「あ、どっか行った」


 少し間を空けてから、今のオーガが覗き込んでいた場所に俺も下りていき、何を覗き込んでいたのか調べることにした。


「んー……? これかな? 何か穴が……奥に水があるね」


 オーガが覗き込んでいたのは、一抱えはありそうな大きさの岩がいくつか転がっているが、その陰に隠れるように穴が空いている。

 そして、どうやらその奥から水が湧いているようだった。


 雨水も流れ込んでいて、俺の目じゃじっくり見ないとわからないが、魔物の目には違うのかもしれないな。


「もしかして、オレがさっきチラっと聞こえたような気がした水音って、こういうのだったのかな?」


 先程水音が聞こえた気がして、痕跡探しのついでに水溜まりを探していたが、見つけることは出来なかったんだよな。

 ここのように、岩だったり木の陰に湧いていたのかもしれない。


「……ふむ。ってことは、あのオーガは水場を探しているのかな?」


 1体分ならこの湧き水でも十分な量だと思うが、複数の群れの分と考えたら大分足りないだろう。

 やっぱアイツは群れに所属しているな?


 んで、群れの分の水場を確保するために、単独行動をしているってとこか。


「目か鼻か耳か……何で探しているのかはわからないけど、オレよりは感覚が鋭いだろうし、水場まで案内してもらおうかな?」


 もし上手いこと大きい水場に辿り着けたら、そこにカエルもどきの痕跡があるかもしれないもんな。

 とりあえず、その場所を確認してから森を離れよう。


 ◇


「水の流れる音……川か?」


 オーガの後を追尾していると、決して大きな音ではないが、【風の衣】を発動していてもわかるくらいハッキリとした、チョロチョロと水の流れる音が聞こえてきた。


 当然オーガも気付いているようで、音がする方に向かって早足で向かっている。

 この音ならそれなりの水量はあるだろうし、恐らく群れの仲間を呼び寄せるだろう。


「それにしても、川なんてこの辺にあったっけ? …………なっ!? なんだっ!?」


 オーガの後をつけながら首を傾げていると、突如背後から地鳴りのようなデカい音が聞こえてきた。


「今のは何が……って、しまったっ!!」


 思わずその場で背後を振り返るが、そこで俺は自分が失敗を犯したことに気付いた。

 慌てて正面に向き直ると、こちらを見て大口を開けているオーガと目が合う。


 威嚇か仲間を呼び寄せるためなのかはわからないが、咆哮を上げるつもりなんだろう。

 こんな森のまっただ中で仲間を呼ばれても面倒だ。


 それなら。


「ほっ!」


 俺は短く息を吐くと、オーガ目がけて一直線に突っ込んで行った。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】【赤の剣】【猿の腕】・7枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 更新乙い [一言] 振り返ればセラちん
[一言] うっかりセラさん
[良い点] ぼっちオーガさん案内ご苦労!ではさよなら!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ