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聖貨を集めて、ぶん回せ!【2巻発売中】  作者: 青木紅葉
25章・久々のリアーナ

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 髪も乾かし腹も膨れ、お喋りを続ける皆を横目に、適当に部屋の中を漂いながら俺はゆったりと寛いでいた。

 滅多にセリアーナの部屋で仕事をする機会が無い使用人たちも、時間が経つにつれて慣れてきたようで、部屋全体の雰囲気も和やかなものになっている。


 昼寝は十分したからまだまだ眠くは無いし……俺も適当にお喋りに交ざろうかな……なんてことを考えていると、部屋のドアがノックされた。

 この部屋にやって来るような者は今はいないはずだし……セリアーナが何も言わなかったってことは、リーゼルからの遣いかな?


 セリアーナを見れば、接近を把握こそしていたようで驚いたりはしていないが、何の用件かまではわからないようで、首を横に振っている。

 そして、使用人に中に入れるように指示を出す。


 中に入って来たのは、使用人だが北館をメインの仕事場とする者で、今はリーゼルの報告会の手伝いに行っていたはずだ。

 その彼女が来たってことは、やはりリーゼルからの呼び出しかな?


「失礼します。セラ様はいらっしゃいますか?」


「おるよー。どうしたの?」


「はっ。旦那様が、もしセラ様の都合がいいようならこちらに来て欲しいと……。用事はすぐに済むと仰っていましたが、どうされますか?」


 そう言うと、返答を急ぐかのようにジッと俺の目を見て来る。

 流石は北館付きの使用人。


「……どうしよう?」


 気圧されたわけじゃないが、振り向いてセリアーナにどうするかを訊ねると、肩を竦めながら口を開いた。


「お前の好きにしなさい。話の流れでお前が話題に上ったから、念のため声をかけたとかその程度のことでしょう」


「ふむ……」


 俺はあくまでセリアーナ付きの人間で、リーゼルの部下じゃないし、ついでに他家の人間でもある。

 リーゼルが命令出来る相手じゃないから、どうしてもお願いって形になるんだよな。


 別にそれは全然いいんだが、こういうどうでもいいような時は、どうしたらいいかちょっと迷ってしまう。

 どうしようかと考えつつ他の者の顔を見てみるが、あまり興味はないようで既にお喋りに戻っている。


 ……セリアーナの言葉通りなら、向こうに行っても俺がすることはただ挨拶だけのようだし、皆の様子を見てもその通りっぽいな。

 ちょっと気分転換に行ってみるか!


「わかった。ちょっと行ってみるよ」


 それを聞いた使用人は、「ありがとうございます」と言うと、スッと礼をしてドアに向かって歩き出した。

 気が早い人だな……。


 まぁ、いいか。


「それじゃー、ちょっとオレも挨拶に行って来るね。恰好は……これでいいかな?」


 まさかこんなことがあろうかと……とか考えていたわけじゃないだろうが、テレサが用意した服は寝巻じゃなくて、普通のラフなワンピースだ。

 おかしな格好だとは思わないが、人前に出るにはちょっとラフ過ぎる気もするが、どうだろうか?


「その恰好の方が面倒がなくて済むはずよ。さっさと行って来なさい」


「ほぅ? まぁ、了解」


 どういうことかな……と思いつつも、ここで時間をかけるのもなんだし、俺は使用人の彼女を追って部屋を後にした。


 ◇


 報告会は一番大きな食堂で行われていた。


 王都のリセリア家の屋敷は、こういった催し物を開くための専用ホールを中庭に建てていたし、それを思えば少ししょぼく感じないこともないが、この屋敷は立地的にちょっと難しいから仕方ないかな?


 テーブルなんかの内装を少し移動させたら、それだけで数十人が余裕で入るホールになる。

 飾り気は無いから地味ではあるが、質実剛健なウチの気風を表していると言えなくもないし、これで十分かな?


 そんなことを考えつつも、俺はホールに入ると案内されるがままにリーゼルがいる場所へ向かっている。


 リーゼルのもとには、アレクを始めジグハルトやオーギュストもいるようだ。

 ウチの男性のトップ陣が勢揃いだ。

 ルバンはもう帰ったそうだが、彼も残っていたらそこに加わっていたんだろうな。


 ともあれ、その彼等と話そうとしているのか、顔を覚えてもらおうとしているのかはわからないが、多数のおっさんたちが何重にもなって囲んでいる。


 あそこに突っ込むのかぁ……。

 ちょっと気合いを入れ直さないとな。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】【赤の剣】【猿の腕】・3枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
[一言] セラ(おやすみの姿)なら長時間の拘束はないだろうな
[良い点] 更新乙い [一言] おっさんがいっぱい!!
[一言] おっさんの群れに突撃姫(【緋蜂の針】装備)
感想一覧
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