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聖貨を集めて、ぶん回せ!【2巻発売中】  作者: 青木紅葉
24章・王都出発。いざリアーナへ!

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前話で【ダンレムの糸】のクールタイムを省いてしまっていたので、それをちょっと修正しています!

 オーギュストは3発目を撃つと、2発目の時同様に粉塵が収まるのを待っているようだ。

 まだ続けるつもりなんだろうな。


 倉庫から避難している者たちも、3度目ともなると慣れてきたのか、塵がこちらにやってくるタイミングに合わせて、口や目を隠したり。地面に伏せたりして対処をしている。


 そして、周りが静かになってきたのもあって、セリアーナはさらに広範囲の索敵も行っていたが、やはり妙な動きをする者はいないんだと……。

 俺もヘビたちの目を使って周囲を探ってみるが、皆大人しくしているし、少なくとも今のこの港に危険は無い……様な気がする。


「気にし過ぎなのかなぁ……?」


 ふーむ……と首を傾げながら、隣に浮いているセリアーナに声をかけた。

 セリアーナもリーゼルも、賊はまだ何かを隠しているはずだと考えているようだし、俺だってそう考えている。


 何回か同じような事を考えたが、別にフラグってわけじゃ無いだろうに、その都度ひっくり返されたけれど、王都からここまでの道中での待ち伏せからの襲撃に、街に入ってからは代官屋敷での襲撃に、船に乗るために来た港での襲撃に……いい加減ここを凌げば打ち止めだろう。


 セリアーナが探った限りでは、まだ街には俺たちに敵意を持っている連中が残っている。

 俺が上空を移動中に見た連中もその一部だな。


 だが、街とは違って港にはもう敵はいないらしい。

 てっきり倉庫の中に潜んでいて、隙をついて仕掛けてくるとでも思っていたんだが……。

 おあつらえ向きに、こんな風に視界を遮られるタイミングもあるしな。


 でもなー……流石にここまで来たら、もう何も出来ないよな……?


「セリア様?」


 返事が無かったのでもう一度訊ねると、「ふう……」と小さく息を吐く音がした。


「あまり考えたくは無いのだけれど……」


「うん?」


 中々続きを言わないセリアーナに、俺だけじゃなくて、正面を向いていたリーゼルも気になるのか振り返っている。

 セリアーナは、俺たちの視線を受けてもしばらく黙ったままだったが、ようやく口を開いた。


「この連中は馬鹿なのかしら?」


「……そうなんじゃない?」


 ついに気付いてしまったか……と、我ながら気の抜けたような声が出た。


 賊側も色々考えたり手間をかけたりしているのはわかるんだ。

 街の外の連中も含めたら、100人以上を動員しているわけだしな。


 セリアーナからしたらそれだけの手間をかけているんだし、初めから終わりまでしっかりと辿り着けるような、綿密な計画を立てているって考えていたのかもしれない。

 基本的に彼女が関わる人間は皆何だかんだで賢い人ばかりだ。


 だから、相手の考えをしっかりと奥まで読もうとするんだろう。

 セリアーナよりは柔軟な考えをしているが、リーゼルも同じようなところがあるかな?


 でもなー……そもそも馬鹿じゃなきゃこんな事はしないだろう。


 個人個人だと、結構優秀そうだし頭も回りそうだったけれど、組織だっての行動となるとな……。

 あまり連携もとれていないし、基本行き当たりばったりだ。


 確かにあの狼煙なんかは何か考えがありそうだけれど……考えすぎても仕方ないだろう。


 これだけ邪魔をされてきたのに、「馬鹿」の一言で片づけてしまうのはセリアーナにとっては認めがたいことなのか、何も言ってこないが……代わりにリーゼルが口を開いた。


「代官の屋敷で襲撃を受けるところまでは概ね読み通りだったんだが、それ以降はね……。もうその場その場で対処するように切り替えた方がいいかもしれないね。あまり警戒しすぎても、このままじゃ今晩出港が出来なくなってしまいそうだ」


 俺とセリアーナは、いざとなればどうとでもなるけれど、船が狙われるのは困る。

 だから、港についてもこれだけ慎重に動いているわけだが、どうやら方針を変更しそうだな。


「……そうね」


 セリアーナもリーゼルの考えは妥当と思ったのか、渋々とではあるがそう答えた。


 ◇


 商会の積み荷を保管するだけあって、ここの倉庫はデカい。

 何と言っても、上でばたばた戦えるくらいだもんな。

 だが、それもようやく終わりを迎えたのか、オーギュストは構えを解いていた。


【ダンレムの糸】4発で倉庫の半分を消し飛ばせるのか……おっかない威力だ。


「終わったのかな?」


「そのようだけれど……上から見た方が早いわね。リーゼル?」


 ……どうやらセリアーナも行くつもりらしく、前に進みながらリーゼルの名を呼んだ。


「ああ。セラ君、セリアを頼むよ」


「はいはい」

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】【赤の剣】【猿の腕】・3枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新乙い [一言] 態々こんな計画に参加するんだから、そら馬鹿以外の何物でもないでしょ……
[一言] ただの意固地説 ……変わった?
[良い点] 加筆修正乙です 寄って集って指摘するようなことをして 申し訳なく思っております ごめんなさい [一言] ゲリラ戦といえば聞こえはいいけれど 行き当たりばったりとか 連携が取れてないとかは …
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