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聖貨を集めて、ぶん回せ!【2巻発売中】  作者: 青木紅葉
24章・王都出発。いざリアーナへ!

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 俺たち……と言うよりはセリアーナにか。

彼女に敵意を持つ者の存在は、彼女自身の加護でかなりの広範囲を見る事が出来るし、ちゃんと把握出来てはいる。

 ただし、それでも備えは完璧という訳じゃなくて、問題がいくつかある。


 その中でも一番大きいのは、その敵意を持つ者が敵かどうかって事だ。


 リアーナって領地は、セリアーナを抜きにしても快く思っていない者が多くいる領地だったりもする。

 まだまだ新興の領地なのに既にダンジョンは持っているし、領内には危険はあっても稼ぎの良い狩場もあるし、船を用いた大陸各地へのアクセスの良さまである。


 何かしら関わる事が出来る者にとっては、美味しい長く付き合いたい相手になるだろうが、そうじゃなかったら嫉妬の対象だったり疎ましく思ったり……まぁ、嫌な相手だよな……リアーナって。


 ともあれ、リアーナの領主夫妻を快く思っていない者は結構いたりもする。

 色んな土地の人間が集まっているこの街ならなおさらだ。


 港を目指して移動している最中だが、時折一瞬だけだが、セリアーナが身構えるような仕草をしているのは、近くに敵意を持つ者がいるからなんだろう。


 でも、別に今のところ攻撃されたりはしていない。

 そいつらは、セリアーナに対して敵対心を持っていても、実際に攻撃を仕掛けようとは考えていないんだろう。


 セリアーナの加護の「範囲識別」は便利なのは間違いないが、そこの区別がつけられないのはネックかもしれないな。


「…………そろそろ港に着いちゃうね。このまま何もないのかな?」


 セリアーナの加護のマイナスポイントはさておいて、俺たち一行はそろそろ港に到着してしまいそうだ。

 まだ住宅地や広場を抜けたばかりで、賊が潜んでいそうな場所はありはするが……最悪の場合市街戦を覚悟していた俺からしたら、なんとも肩透かしを食らった気がする。


 いや……なにも起きないならそれが一番なんだけどね?


 セリアーナたちの気にしすぎなだけなんじゃないかな……と、口にしたんだが……どうやら二人の考えは違うらしい。


「それは考えづらいね」


「そうね。とはいえ……街中では襲ってはこなさそうだし、来るならやはり港ね」


「だろうね」


 二人は互いに目を合わせると、頷きあっていた。


 うーむ……市街地よりは開けた場所で比較的見通しのいい港の方が動きやすい気もするが、港は警備の人間が多いだろうしな……。

 まぁ……俺にはわからない何かがあるんだろうな。


 首を傾げながら二人を見ていると、リーゼルが窓の外を気にするような素振りを見せた。

 合わせて、セリアーナもそちらに目をやっている。


「む。オーギュストか。入れて構わないかい?」


「ええ。どうせこの後についての相談でしょうしね」


 どうやら先頭を走っていたオーギュストがこの馬車まで下がってきている様だ。

 港で起きることについての相談だと当たりを付けているようだが、ちゃんと話をするために車内へと招くらしい。


「オーギュスト、入って来い。話は中でだ」


「はっ。失礼します」


 リーゼルが扉を開けると、オーギュストはスルッと中に入って来た。

 彼が乗っていた馬は、並走していた兵に預けているが、全体的に街の外での移動よりも速度は落としているし、外でも同じような事をしていたが、その時よりもずっとスムーズだ。


 それはさておき、中へと入ってきたオーギュストは、一つ咳払いをすると、あまり時間も無いからか挨拶もそこそこに話を始めた。


「港までのルートを偵察も兼ねてひと走りしてきましたが……。道なりの建物内部に、あからさまに気配を晒す者たちもいますが、挨拶代わりの威嚇程度で、およそ殺意らしきものは感じられませんでした。こちらに仕掛けてくることは無いでしょう。ですが、その分港の奥にはしっかりと気配を感じました」


「うん。もう時間も無いし、前置きも遠慮もいらないよ。僕たちはどう動いたらいい?」


「はっ……。我々は出航の時間を遅らせました。そのため船の数が少なく、港に停泊している船の護衛たちとの共闘という方法は難しいでしょう。もとから我々だけで処理する予定でしたので、影響は大したことはありませんが、賊が動き回る範囲が広がったと思ってください」


 オーギュストはそこで一旦区切るとこちらを見てきたので、ちゃんと理解出来たことを頷いて示した。

 もちろん、俺もだ。


 どうやら港での戦闘は、各所に隠れた賊が、俺たちが船に乗り込むタイミングを狙い打ってくるというよりは、しっかり待ち構えて真面目に戦いを仕掛けてくるようだ。


 全く……鬱陶しいな!

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】【赤の剣】【猿の腕】・3枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
[一言] 敵意はあるけど行動に移さない者とか、脅されてるから敵意がないまま襲いかかってくるとかもありそうですね。
[良い点] 更新乙い [一言] >>全く……鬱陶しいな! ほんとにね!!
[気になる点] >俺たち……より正確には、セリアーナに敵意を持つ者の存在は、彼女自身の加護でかなりの広範囲を見る事が出来るし、ちゃんと把握出来てはいる。 既に指摘している方がいるようだけれど、この文章…
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