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しるし

作者: りん

電話の向こう

懐かしい声に胸が高鳴る

久しぶりに会えた

あたたかい手で触れられて溶けそう

みんないるから…

払いのけることもできるのに しない自分

手も脚も背中も

心臓の音 きこえちゃう


Perfumeをほめてくれる

同じブランド…気づかない


噛んでいい?って?え?


痛!!


声が出せない狭い車の中

ふたりきりじゃないのに…


何度も強く噛むから泣きそうになる

痛いからじゃなくて…心が痛いの


熱っぽさを溜め込んだ…

歯型が残る白い肌


どんどん色が変わって しるしが残る


消えないで…ずっと残ればいいのに…


やっと 泣かずに過ごせるようになったのに




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