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 大きな部屋の中は暗く、誰の気配もしなかった。(夜目の効く星には部屋の中の様子がぼんやりとだけど見えた)窓のカーテンは左右どちらの窓もしっかりと閉じられているようだ。

 星は自分の目と記憶を頼りに、手探りで部屋の中を移動して、自分のボストンバックが置かれていた戸棚の前まで移動した。

 するとそこには星の真っ白なボストンバックが星の記憶そのままの状態で置かれていた。星はバックの中から着替えのパジャマ(と替えの下着)を取り出した。(お気に入りの上下、真っ白なパジャマだ)

 星はパジャマを手に入れると、そのまま(なにも触ったり、いたずらしたりしないで)おとなしく、その部屋をあとにした。

 薄暗い廊下に戻った星は、それから左の部屋のドアを開けて見慣れた(最初に星が眠っていた)部屋に戻ってきた。

 それから星は澄くんには悪いと思ったけど、勝手にシャワーを使わせてもらうことにした。

 星は部屋の奥のドアを開けて、それからお風呂場に移動した。


 お風呂場には小さなランプセットが照明用として銀色のトレイの上に置いてあった。そのランプに星は(セットの中にある)マッチで火をつけて、それを天井の細い鎖に(澄くんがそうしたように)引っ掛けた。

 お風呂場は全面が木製の作りだった。(トイレもそうだ)

 木製のお風呂場にはタオル類もちゃんと用意されていた。(本当に温泉やホテルのお風呂みたいだった)お風呂場はとても清潔で、そしてちゃんと(森の中らしく)木の匂いがした。

 浴室の中にはシャンプーやリンスなどのお風呂用品もきちんと置いてあった。

 シャワーは銀色をした普通のシャワーで、蛇口をひねるとお湯が出た。(ここまでのことは、星が最初にドアの奥がどうなっているのか確認したときに、あらかじめ確かめていたことだった)

 きちんとおのシャワーが出ることはありがたいのだけど、どうやってお湯を沸かしているのだろうか? と、そんなことが星は少し気になった。

 星はそれらの設備を確認したあとで、着ている服を全部脱いで、カゴの中に入れると、そのまま、そこであったかいシャワーを浴びた。

(星がとても疲れていた、ということもあるけれど)シャワーはとても気持ちがよかった。

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