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2 学校初日

「ごめんね……その同じ制服着てたから起こさなきゃって思っちゃって、ついついですね…」


彼女の名前は結衣梨音 ユイノリオ


朝、バスで一緒になって眠りかけの僕のイヤホンを外し起こしてくれた人だ。


まあバスが降りるとこが一緒で学校への徒歩通勤

も一緒で制服も似ているとあれば多分同じ生徒なんだろう。


「あの、お名前聞いても良いですか?」


正直起こしてくれたことはありがたいが

なぜそこから必要以上についてくるんだこの女


バスを降りればそこからは自分のペースで学校に迎えばいいのに、正直嫌いなタイプだ


僕の事を知りたいとも仲良くなろうとも思ってもいないのに一々話しかけてくるなよ


「あの!!聞いてます?無視しないでください」


あーめんどくさいこういう女子いるよな

ちょっと可愛らしい見た目だからって

多分自分で世界が回ってると思ってるんだよなあ



「別にお前と話す事なんてなにもないよ」



……ユイノリオ撃沈、ここまでいえばなにもいってこないだろう。




………。






「うっざ。せっかく私が話しかけてあげてるのになにその態度、まじ終わってる」


え、え…



やべーー。早くもこいつのキャラ設定壊れてるよ

お前は優しい癒やしの見た目だろうが


どういう教育うけてきたらこの見た目でそんな暴言吐けるんだよ。





はぁ。。。


本日二度目の溜め息です

まあいいや


「 あっそ 」


それだけ言い残し学校へ到着。






「ここは芸能生活や特殊な仕事を中心に行っている高校生達が集まる場所です、日々皆と話し合い

切磋琢磨してほしいと思っております。


ゴホン、まあその、だから、人数事態はすくなかろうと三年間の青春を送ってください、


そして…… 」



なげー。校長の話しって何故こんなに長いもんなんだろう、退屈で仕方がない


この時間があれば音楽と触れ合っていたいものだ





そういや確かに人数少ないな

普通の高校の半分くらいってとこか。



まあ学校なんてどうでもいいし気にすることないか。





「席についてー、今からプリント配りまーす」


不思議なことに

この学校には勉強を教える先生がいないらしい

デジタルテレビという今時の力を借りて


勉強にいとしむらしい

まあなんでもいいが…


「担任はいるんだな」


僕の席は一番左側の奥の窓側の席

クラスは全員で八人。。。


一人ずつ自己紹介がされていく


「はい、結衣梨音です~です」


「うす、近藤はじめです~です」


「初めまして、梨田命です」


こういう自己紹介嫌いなんだよな、

何言えばいいか分からんし


次は僕の番か

周りの視線が一点に僕に集まる

いつも通りの感じで話そう


「伊藤茜です、一人が好きです宜しく」



皆の視線が良い視線ではない

そんな事くらいわかってるんだが

まあ別にそんな事は今更気にする事でもないし


別に誰にどう思われようが自分が変わるわけでもない、だからこその




「 放置プレイ… 」


はぁ。。。

本日三度目の溜め息


こっちの方が楽でいい。

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