3-20 クイズどっちがおいしいかな
クイズどっちがおいしいかな
「パパさいこー。おいしい」
「だろぉ、パパのお菓子は最高なんだぜ」
パパのお菓子はさいこー。
とてもとても惜しいのです。
こんにちは!初めまして、あたしの名前はハルカです。
今日はパパがお菓子を作ってくれました。会社の空いた時間でケーキを焼いて、持って帰ってきてくれたの。晩御飯後でも、ちゃんと食べられるように、お腹は空かせてあったんだ。今日の晩御飯はママが作りました。惜しいですよ?あ、間違えました。おいしいですよ?何を勘違いしているのかわかりませんが、ちゃんとおいしいんです。
あれだけ料理の上手なパパ相手にちゃんと食べさせられるってすごいと思います。毎日の食事にはとても気を使っているんだともいます。だから、惜しいなと。パパだともっとおいしいんです。週末に食べるパパの料理は絶品なのです。
そのパパの料理をただで食べられるなんてなんて至福なのでしょうか!あたしは生まれてくる家が選べられるならここで、正解だった!神はいたんだ!
少し興奮してしまったようですね。
パパの素晴らしさを少しでも理解できる人が居たら、それはパパの手料理を食べた人ですね。
「パパ、今日もお仕事は大丈夫だったの?」
「ははは、ハルカは心配性だなぁ。パパはハルカの笑顔が見られるなら何も問題はないよ」
何も問題ないんだ。
仕事中になんで家に持って帰る用のお菓子を焼いてこれるんだろう。
それなりに、パパという人物をわかってきたあたしでもちょっと理解が追いつかいないこともある。
さて、最近困ったのはパパの帰りが少しづつ遅くなっていることです。
前は保育園から帰る頃に一緒になっていた。
今日はあたしが晩御飯食べている頃に帰ってきた。
少し悲しいのです。
何か大変なことになりそうで怖いです。
「ハルカは気にしなくていいんだからな」
「なんのこと?」
「ハルカは、妙に勘が鋭いからなあ。大丈夫だ今はちょっと変化気分かもしれないけど、また元に戻るかなー」
パパがあたしと一緒に食べていたケーキを片付けてキッチンで洗い物にかかった。
どっちがいいのかな。
パパと一緒にパパのおいしい料理を食べるのと。
別に何でもない料理食べながらパパがずっとそばにいるの。
もちろん、それは決まっている。
どっちがおいしいかなんて、決まっている。
まだまだ、ハルカはお子様なのです。
この問題だとアカネの答えは決まっているんですけどねぇ。




