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3-6 祖父母

連続投稿がないということはない

「お義父さんの所にはもう連絡した?」


「うん、さっきしたら『……待ってるぞ』とか言ってたから多分そわそわしてると思うよ―!」


「またお義母さんに無理に抱っこしようとして怒られそうだな。変わらないといえば、変わらないけど、結婚前のお義父さんとは別人だよ」


「おじいちゃんしてるよ。また足悪くしなきゃいいけど」



 今日はこれからアカネの実家にお出かけだ。


 当然向こうからの催促である。


 アカネの実家とは俺たちのアパートから駅2つ分くらいの距離だ。昔はアカネがこっちに通ってきていたこともある。結婚する前の話であるがね。


 そして、その両親、お義父さんとお義母さんにはお世話になっている。何分初めての子育て。身近に相談できる人がいる頼ることができるのは大きな益だ。


 まずはお義母さんだが、体が弱い。


 もう幾分も昔の話になるのか、俺にしたらつい最近の出来事だが俺がアカネにプロポーズした日。そのきっかけはお義母さんの体調が話の元となる。


 それ以降も何度か心配になるような様子を見せた、アカネとそっくりな粘り強さを見せて元気に過ごしている。なんなら孫ができてからより一層元気になったような。


 そんな感じ人だ。


 そしてお義父さんだが、元警察官。


 そして俺が道を誤りそうなときは重い一発で目を覚まさせてくれるありがたい存在だ。


 しかし、定年を前にお義父さんは退職している。あの時、事故で足を悪くしてしまったからだ。今でも杖がいるほどだが。寧ろよく杖だけで歩いていられると思う。アカネの力強さは確実にお義父さんの遺伝子が強い。


 二人の紹介はこれくらいかな。





俺はハルカをおんぶし、アカネが荷物を背負う。これから幾度となく通っている駅に向かって玄関を出た。



「うわぁ、今日もまぶしいね」


「ハルカには少し暑いかな。でもゆっくり行こうよ。私、三人で出かけられるなら何時間でも歩けるし」



 にひひ、とアカネが笑う。アパートの外階段を並んで降りてからは二人並んで手をつなぐ。


 最近出かけるのが多くてアカネの腕はちょっと焼けていた。駅までの道は緑並ぶいわゆる並木道。そこを並んで歩くと、見知った人たちが声をかけてくれる。


 近所のおっちゃんたち、いつも休憩に使う喫茶店のマスターとバイトの女の子、常連になってしまった商店街のおばさま方。


 真夏日を記録するこの季節にも関わらず、みんな元気に盛り上がっている。


 電車では景色を感想を言いながらわずかな時間を過ごし、アカネのふるさとへ到着。


 1時間ちょっとでついたアカネの実家の玄関は開いていて、そこからロッキングチェアに腰掛ける大きながたいの男性が見える。



「お帰り、アカネ。ハヤトくん。ハルカちゃん。よく来たね」


「おう、上がっていけ」



 お義父さん、よんどいて上がっていけって……。



「はい、ただいま帰りました」


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