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3-2 大好きな人2

 力強くハヤトに支えられてる。


 もちろん物理的にではないよ。精神的に。


 正直さ、ママ友とかいないから他がどうとか知らないし、ネットの情報丸のみするわけにはいかないから、ハヤトがどれだけすごいのかわからないけど。すごいと思う。


 朝、会社に行くまで私がきちんと朝食をとれるようにハルカの面倒を見てくれる。おむつ変えたりミルクあげたり。


 前々からハヤトは私よりもずっと家事がうまかったけどそれに輪をかけて丁寧に物事をするようになったし、うーん。何かやましい事でもあるのかなー?



「ねぇハヤト」


「ん?なにアカネ」


「何か困ったことしてるの?」


「なんだそりゃ。はは、意味わかんねぇ」


「いやー、ハルカが生まれてからさー、前よりもずっと優しいし気が利くからさ、あれかな?またシズクさんと何かやましいことした?」


「いや!?ばっか、するわけないだろう!」


「えー、ほんとかなー」



 わかっている。絶対にしていない。いやらしい女だなぁ私は。



「…ハルカもいる。何よりアカネがいるのに俺はもう、誰に心配かけたりしない。誓って何もない」


「うん、わかってる」


「今さ、いやこれまでもそうだけど。幸せなんだ。この幸せを守るのが俺の新しい使命なんだなって思っている」


「ごめん、変なこといった」


「いや、アカネに辛い思いをさせたのは事実だし」


「うん、わかったじゃあハヤトが頑張るのを支えるのが私の使命だね」



 私はハルカをあやすハヤトの前に座る。昔より少し長くなった私の髪が空いた窓から風で流れて、隙間の視界、ハヤトの顔を古い射影機のようにコマ送りにする。


 少し細くこけてしまったハヤトの顔に両手をかぶせた。



「あ―――、う―」



 ハルカが二人の時間をまた進める合図を出すまで、しばし懐かしい二人の時間を感じた。



「俺は大丈夫。二人をしっかり守るって誓ったから」





実は幸せな家庭書くの地味に心に刺さる。

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