表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/75

2-23アカネ

 アカネ




 世界で一番誰を愛しているだろうか。


 それはハヤトである。間違いない。


 でもすべてを許せるのかと問われれば、それはできないことであろう。


 私は、キリストのようにすべてを与えるだけでは済まない。私自身も愛がほしい。


 よく考えてみて、欲張りではないと思う。


 私とハヤトならそれができる。なしえるんだ。


 ハヤトは父になるといった。家族を守る強い父親に。なら私もなるべきだろう。


 すべてを許せる母に。




 私は、扉を思いっきり開ける。さながら蹴破るように。あまりの勢いに何処かネジでもゆるんだか、グラついたかしたかも。どこの扉って、トイレです。


 リビングに入るとハヤトはちょっと嫌な顔をしていた。はいはい、扉はゆっくり閉めるってね。わかってますよ、でも今はいいじゃない。



「ハヤト、見て!陽性だよ」


「ほんとか!見せてくれ」



 私の手には、陽性のしるしがしっかり出た妊娠検査薬があった。


 もう冬に近かった。十一月だから。それでも私たちはよく頑張ったと思う。こんなに早くに授かるなんて私も思ってなかった。一緒に病院に行ったりいろんなことを試した結果。


 私は優しく抱きしめられていた。頭をなでられて「よく頑張ったね」って。


 あー、まじ幸せ!!


 まずは病院に行った。そこできちんとした検査をしてもらう。そこでもちゃんとおめでとうございますって言ってもらえた。


 今日、私たちは夫婦から家族になった。


今のこの幸せが、永遠になりますように。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ