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レッドカオス  作者: ザキミヤ
3/3

だから成ったんだよ、ヒーロー

超能力者の放火魔をぶっ飛ばし、治安警備隊のメンバーeをぶっ飛ばす。

正義も悪もぶっ飛ばす存在レッドカオスがなぜヒーローに成ろと思ったのか。

そんな話です。

平成150年。

超能力は、かなり、身近な物になっていた。

この力は、とてもいい。重たい物は、浮かせるし電車に乗らず遠くへ行ける。

それに、簡単に人殺しができた。

そして、治安が悪くなっていった。

超能力は、善悪問わずに一部の人間に宿る。

そのうち、治安部隊が出来日々争いが行われた。

それは、一人の女の子を不幸にする程に。

「行ってきまーす。父さん!母さん!兄さん!愛する家族、我が家が一番!学校は二番!」

甘田アカリ学校に一人は、いるであろう無駄にテンション上がっている15歳の女の子。

両親と、兄は、自営業である清掃会社をしている。

今日は、高校生徒がアカリの通う中学校に来て説明会をする日だ。

アカリにとって退屈な時間であるが、勉強しないで済むから楽で良い。

そんな、説明会で無関心なアカリをよそに一人の学校の生徒が、壇上に上がった。

「公立L高校能力戦闘科。錦京子です」

それは、短い黒髪の女で堂々とした態度で、挨拶を行なった。

その学校は、能力を戦闘のために強化する学校だった。

人気が高い学校だが、無能力者のアカリに関係無く居眠りを始めた。

「私達の学校では、能力について学ぶことができます。将来的に能力を生かす職につく人には、とてもいい学校です。ちなみに私は、将来治安部隊に入るためにL高校に入学しました。私の能力は、物を凍らせる力ですが、始めは、とても非力な物でしたが、日々訓練して今では、自由に使えるようになりました」

アカリが聞いてたのは、ここまで後の話は寝過ごした。


アカリが、幸せを感じる時間は、放課後の教室で友人と過ごすこと、家で家族のそばに居る事ぐらいだ。

贅沢な時間では無いが彼女は、それに満足していた。

その日も、友人と放課後の教室で話をいていたら、突然サイレンが聞こえてきた。

この、サイレンは能力者の戦闘が起きたら流れるものである。

近くで事件が、あったようだし今日のところは帰る事にした。

友人とわかれ家に向かう。


家に帰りつくと、親戚のおじさんとおばさんが玄関の前に立っていた。

遊びに来たのでは、ないとなんとなくわかる。

おばさんは、その目に涙を浮かべおじさんは、感情を抑える様に黙っていた。

どうしたの?

そうたずねるのがとても恐ろしと思いアカリは、ただ二人を見つめ、温かい家に帰る事だけを夢見る。

「アカリ…落ちって聞くんだよ」

おじさんが、アカリに話す。

「お前の父さんと母さんと兄さんは、亡くなって…………

ここからおじさんが、何て言っていたかわからない。

(そうだ…今日は、母さんの好きなドラマがあるから一緒に見ないと。その後で兄さんとゲームして、ああでも父さん受験が近いからダメって言いそう)


気付くとアカリは病室で氷漬けになった三人の人間を目の前にしていた。

に触れ母に触れそれから父に触れた。

三人共冷たい何てものじゃない、触るだけで手が痛くアカリまで氷にしてしまう様だ。


彼女が過ごした最高の世界はこんなにも単純に絶望へと変わった。

目閉じても絶望は、彼女の中に入って来て心を突き刺す。


数日が経ちアカリは、事件の内容について調べた。

その日アカリの両親と兄は、仕事の為ある建物の中を清掃していた。

事件に巻き込まれてしまった。

驚いた事に、事件を起こした組織の中には誰一人超能力を使う者は、いなかった。

だが全くその場に超能力者が、いなかった訳ではない。

「錦京子…公立L高校錦京子!」

アカリが思わず声に出したこの名前そう、アカリの家族が亡くなった日に学校でスピーチをした、氷の能力者である錦京子だ。

錦京子は、この日事件を解決した正義として扱われている。

おおやけには、なってないが実はこの事件錦は、何人かの死亡者を出している。

それのほとんどがテロ組織の人間だが、誤ってアカリの家族まで殺してしまった。

本来一般学生の戦闘介入は、認められてない。

理由は、そう無駄な死人が出るからだアカリの家族のように。

アカリは、正義を貫いた者によって絶望を受けた。

正義とは、時に人をどこまでも残酷にする現に錦京子は、一人の女の子を絶望させても良い気で今日も正義を語る。

アカリには、それが嫌だった。


「人の家族殺しておいて…正義何ておかしい。だったらこの私がなる、誰の命も奪わず人を救ってどんな時でも強く正義も悪も、人を絶望させる輩をぶっ飛ばす。そんな奴にヒーローになってやる…」

だから、天田アカリはレッドカオスになった。











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