卑怯でもヒーロー
その場を逃げるレッドカオスに治安警備隊で、ある青年eが立ちはだかる。
レッドカオスは、超スピードの使い手であるeとどう戦うか!
戦いを、済ませたレッドカオスはその場をさっさっかと逃げていた。
「そこの、赤いフードの君止まって」
後ろからレッドカオスを呼び止めたのは、優しそうな青年だった。
その、青年は白を基調とした治安警備隊の制服を着ている。
「さっきの暴行事件について話しがあるんだけ良いかな?」
「え〜面倒い〜私時間無いし〜」
レッドカオスは、不真面目ないどをとる。
「それじゃ、単刀直入に言うけど…君が少年犯罪者の篠原君を倒したよね」
不真面目なレッドカオスにはっきりと青年は、質問した。
これは、間違い無くレッドカオスのしたことだ。
「そうだよ〜悪いやつだからちょっとだけボッコちった、良いよね悪いやつだしやり過ぎては無いし〜」
レッドカオスは、物事を軽く考えて活動してきたもちろん、職務質問も軽く答える。
「君、これで初めてじゃないよね、同行してもうよ」
「嫌だね〜」
即答だった。
その言葉を聞いて青年は、構える。
「仕方無いな…力ずくで行きます」
それに応えレッドカオスも、腰に下げた木刀を右手に左手にハンドガンを持ち構えた。
「ヘイヘイヘイ、オーイ暴力的〜」
「僕の名前は、eよろしく。それじゃすぐにに終わらせます!」
ドンと、地面砕ける程の速い踏み込みでレッドカオスの正面に現れる。
eの能力それは、超スピード。
レッドカオスは、その能力に木刀を振るうことしか出来ない。
しかし、レッドカオスの一撃は、軽い訳ではないeは攻撃より回避を優先して頭を下げる。
一発目は、回避できた、だが当然二発は来る。
それも、回避する。
レッドカオスは、木刀を振るい続けるしかしあたる事は、ない。
いや、あたる訳が無かった。
eは、日々の訓練を長い間サボらす真面目にこなし実戦の経験も豊富だった。
相手を誘う様な位置に立ち攻撃を回避する。
やがて、レッドカオスは、バランスを崩す。
eは、その隙を突き一瞬で、レッドカオスの背後に回り込む。
油断さえしなければeの勝利は決まった。
バン!
そう、油断さえしなければ。
レッドカオスは、eが、背後に回り込むことを知っていた。
そして、顔面に弾丸を撃ち込む。
「ぐぁぁぁぁ」
eの顔は、赤く染まった。
しかしそれは、血では無い辛いタバスコだ。
「私は、人殺じゃないでね」
威力は、殺人的だ。
「アンタらにとって私は、ただ敵に過ぎないかもしれない。訓練を積めば倒せる相手その考えが負けた理由だね〜私は、私の敵になる相手の癖、経歴他いろいろを調べ上げて、戦いに備える様にしてんの、つまりアンタがどんな訓練をしてどんな風に敵と戦うか、お見通しな訳よ」
「私は、レッドカオス。武器と卑怯技に頼るヒーローだ!よろしくね〜」