こんなんでもヒーロー
月曜日の朝一人の女の子が、バスへと乗り込む。
大体高校生ぐらいのである。
しかし、彼女はただの人間には、どうしても見えないだろう。
赤いフードを被り口の絵を描いたマスクして、両腰に二本の木刀を下げ、脇にはガンホルスターまである。
明らかに周囲から浮いてる。
そんな怪し彼女の周りは、当然のごとく人は、寄り付こうとしない。
「一人は、さみし〜な〜つまらん」
二駅バスが走り終わるまで外を眺めるだった彼女は、そう呟くといたって普通の男子高校生の本へ歩み寄り隣へ座る。
彼は、目を合わせない様にするしかなかった。
(なんだ…この娘スンゲー変わってるしなんで僕の隣に?)
当然頭の中で考えてても答えは無い。
「やあ!私はレッドカオスて言うの、ヒーローだよ!よろしくね〜」
彼女は、そう明るく元気に自己紹介してきた。
「え…うんよろしく」
(本当何なんだよ、いきなり自己紹介してきた)
「私が何でこんな格好してるかわかるかな?」
唐突にレッドカオスは、質問してきた。彼は何も答えずだだ首を横に振る。
「超能力犯罪者をブン殴るためなんだよね〜」
(ヤバイこの娘…)
そして、バスは彼の目的地に止る
「あの、僕ここで降りるんだよね…じゃそゆうことだから」
席を立ち挨拶を交わすと、料金を払いバスから降り用とする彼に、レッドカオスは笑みを向けた。
「ま、そのブン殴る人は、アンタなんだけどね!」
ドフ
飛び膝蹴りヒット。
彼は、バスの階段から落ち地面に叩きつけられる。
ドンドスバス
倒れ込む彼にさらにさらにレッドカオスは蹴りをかます。
その光景に周囲からは、悲鳴が上が聞こえる。
「不意打ち成功!コレが一番勝てる方法だね〜」
レッドカオスは、調子に乗って言う。
だが、彼もやられる一方ではない。
クソ!
彼は、そう叫ぶと立ち上がりレッドカオスを突き飛ばした。
レッドカオスは、バランスを崩し後方へ下がる。
「やっぱり男子、力は強いのね!」
「クソクソ!調子に乗るな!」
そう吐き捨てた彼の右手は燃え上がる。それは、ライターで火をつけたわけでは、ない。コレは彼の能力、自分自身は、火傷どころか熱くもないしかし、他人や物を燃やす事のできる能力。
「燃やす!燃やす!燃やす!燃やす!燃やす!」
彼の右手はその屈辱に応え激しくなった。
「放火少年…当たりだね。さてさて来たらどうだ〜い私が来る前にね〜」
レッドカオスは木刀を引き抜き構える。
「人は燃やしたことないけどお前が、初だ!!!」
彼は、燃え上がる腕をパンチの要領で数メートル離れたレッドカオスに放つとオレンジの光がとなった炎が飛ぶ。
それは、当たれば身体は、燃え尽きてしまうだろう。
「ガードできますよ!私ほとんどの能力この、木刀で防げるの〜」
しかし、これを木刀二本で防いだ。
まるで、水にライターで火つける様だった。
そのまま距離を詰められても炎は木刀を燃やせない。
ウォーリャー!
ドス
右の木刀は、彼のみぞおちをとらえた。
炎は止まり、彼はその場に倒れ込む。
「良かったね…人を燃やそうとしたのが私が、初めてで、誰も傷つい無いからやり直せるよ」
その言葉は、彼に届いたのだろうか、少なくともレッドカオスと、彼の周囲の人々には、届かない。
「さて、学校行こう!」
「能力犯罪者!逃げるな!」「おい誰か!治安警備を呼べー」「そうだ、早くしろよ!俺たちまでヤバいぞ」
今回のレッドカオスのやった事は能力犯罪者の撃退それは、称えられることだしかし、彼女は、公式にやった事では、ない全て独断でした事だ。
自分は能力犯罪者そう言われても仕方ない。
だが、許せない事がある。
「君達さ〜先に救急車呼べば…」
それだけ言うと、レッドカオスはその場を逃げた。