2つの革命機
「暇だなぁ、戦いてぇ……はぁ」
毎日ため息をついて呟く。
「ヘイバー様、開発中だったASのプロトタイプが完成したようです。」
そうか、と返事をして出かける準備をする。
と言ってもほとんど全自動で着替えるから準備するというより準備してもらう感じだ。
「流石に今日はいらないんじゃないですか?戦うわけではないのですし。」
「一応な、何かある気がするんだ。」
いつも愛用の大剣を背中に背負う。
彼は現1位のヘイバー・ネプチューンだ。荒い性格で常に戦いを望んでいる。
1位なので移動もいちいち大掛かりになる。正直面倒だ。行く途中、強い殺意を感じた。見た先には小さい男女の子供が見ていた。敏感すぎるか…と思いながら前を向く。
別荘につき、二つのASを見ると、
一つは赤羽で遠距離系の武器を多く搭載している、もう一つは青羽根で遠近バランスの取れた武装だ。どうやら青羽根のほうは魔法系の能力を増幅できるらしい。
「ヘイバー様、わざわざ来て頂き有難うございます。」
気にするなと言い、周りから見回すとかなり背が小さめに作られていることに気づく。
問うと、最近の人口のデータで決まったらしい。
すると突如警報が鳴った。侵入者のようだ。
自分のASを展開したヘイバーは臨戦態勢を取る。研究者は2体のASを倉庫に入れる。
「てめぇらかよ、外れてなかったのか、」
「何のことだよ、どこにある?」
「早く言ってくれないとあなたたちを凍らせないといけなくなる。」
ヘイバーは軽く鼻で笑った。
「舐めてんだろ、後悔すんなよ、」
突如、二人が能力を発動する。
その時倉庫にある二つのASが起動した……。