World start
俺は高校新1年のはずだった煌神星火だ。
俺は余り幼少時の記憶が無い。でも1つだけ鮮明に覚えている。
「天使と悪魔の韻波句徒」と呼ばれている事件だ。
ある日の夢で俺は戦争をしていた。俺は人を殺しまくった。
朝起きると体が痛かった。寝違えたかなと思いながらリビングに行くと祖母が青ざめてこっちを見ている。何かと思って自分を見たら血があちこちから出ていた。それを自覚したとき、俺は気を失った。
「やっと出会えた、運命と自由に対抗しうる英雄の末裔を」
起きた時、俺は不思議なくらい元気だった。
(あれだけ血が流れていたのにな)
と思いながら起きると前に銀髪の少女がいた。
「貴女にこのリングを渡しに来ました。後は時の流れるままに・・・」
と中二臭いなと思いながらも、そのリングを付けてみた。特に何もなく俺はまた寝転んだ。すると、目の前に大きな巨人がいた。(またあれ系の夢かよ)と思いつつ周りを見渡すと時計が掛けてある。何かの開始音の様な音がしてから時計が動き始め、前にいた巨人も同時に動き出した。かなり早い。俺はその時戦うような装備がなく呆然と突っ立ていた。すると、脳内にリングをくれた少女の声が響く。
(想像すること。戦う意思を想像すれば力をくれる、)
と言われたから俺は武器を想像すると手に大きな大剣が握られているのに気づいた。
「やっと目覚めた、全てを壊す破壊の力が・・・」