表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

たゆたう

作者: 西框 清隆

立ち止まった線路の上 羊たちがざわめいてる

行き場を失った風は僕らに良く似て、

むせび泣いていた

信じる者全て救われるって本当なの?

透き通る水の中は心のようだね

君が笑って言う


心は、涙、傷ついて

明日、笑顔になれるんだろうか


僕らは、明日のことなんか、何一つ分かりはしない

どこまでも広い世界に人は、震えてしまう

それでも、手を握る人がいるなら

僕らは、明日へ明日へ進めるだろう



放置されたままの歯ブラシがキスをしていた

時が止まる水中は、まるで灰色で

世界は終わっていた


時は、過ぎる、欠けたまま

生きる、寂しい、叫び声あげて


いつかは、忘れてゆくけど、今のことなんかでも

どこかに行くあてもないまま、手を伸ばしていた

それから、傍らに風が吹くなら

僕らは、昨日へ昨日へ手を振るだろう


凍えて、傷だらけ、狭い部屋で

暴れて、泣いて、叫び声あげて



僕らは、明日のことなんか、何一つわかりはしない

どこまでも広い世界に人は、震えてしまうよ

それでも、手を握る人がいるなら


いつかは、忘れてゆくけど、今のことなんかでも

どこかに行くあてもないまま、手を伸ばしていた

それから、傍らに風がふくなら

僕らは、昨日へ昨日へ手を振るだろう


明日へ明日へ手を振るだろう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ