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其の参

「続きまして室井のお話です。」

入学式が始まり、かれこれ30分が過ぎたころついに入学式一番といっても過言ではない難所が来た!

それは...校長の話だ。式や行事等では欠かせないものだが、話が長い。もう一度言っておこう。話が長い!

こんなことを考えている間に校長はステージに上り、お辞儀をしていた。ここでズラでも取れたらいいのだが、取れそうもない。なぜかって?

校長が思ったよりも若かったからだ。見た目だけでいうと30代前半。お母さんが好きそうなハンサムだ。

マイクの位置を直し終えた校長は大きく息を吸い込んだ、音が聞こえた。そこは聞こえないようにやってほしいのだが...

「新入生の諸君。入学おめでとう。」

これからが長いぞと気を引き締めた。

「以上!」

えっ?

会場がざわついた

「これ以上はなすとみんな疲れるでしょうから終わりにします。」

お、おおー!生徒の気持ちがよく分かってるな...

この学校きて良かった...

「まぁ、本当は話すことが思い浮かばなかったからなんだけどね。」

わははとステージから下りながら席に戻っていった。

本音と建前!せめて本音は隠そうよ、校長!

前言撤回だ。この学校に来て本当に良かったのだろうか...



一時間後、やっと式が終わったっと思ったらプリントを配られた。

渡されたものをみるとクラスと名前が書かれていた。

さーと目を通し自分を見つけた。

5組か。

「紅葉!同じクラスだよっ!」

よく見ると本当にかえでと一緒だった。

「一年間よろしくねっ!」

「おう。よろしくな。」




             ~つづく~



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