World End?
珍しく短編投稿!少しこの国のあり方に苦言を呈す。
家族が狂えば日本も狂うのだ。
「パパァどうして僕だけこんな苦しい思いをするの?」
「世界にはもっと苦しい思いをしている子供達がいるんだ。頑張れ。」
「そうよケンちゃん頑張って。お医者さんが何とかしてくれるから。」
この文章まず父親の言から分析してみよう。突発的に出てくる「世界」という言葉。
お前は世界を見てきたのか?本当に見てきたか?TVばっかり見てるから現実が分かっていない。
このケンちゃんもう危篤状態。その子にわが子に「頑張れ」全く不愉快だ。どの臭い口で
他人事みたいに言うのか?
母親の言について「お医者さんが何とかしてくれるから」とか言ってるがその医者はこう言っている。
「もうお手上げです。現代医療の限界です。」と言ったのを聞いている。
この医者もズケズケ物言うな。死刑宣告か。そしてそれを隠して笑顔でケンちゃんに接する母親。
鉄仮面。嘘つき。偽善者。無宗教。医者崇拝。
親なんてたいがいこんなものだと言ったら読者は怒るだろうか?しかしこの国もすっかり平和ボケした物だな。ほんのちょびっとの年金で老人をホームにぶち込み、精神障碍者や知的障碍者は何するか分からない危険人物として常にピッタリマークしている。「感涙」はどのドラマを見てもどの映画を見ても無いのではないか。作者が意図して涙を誘う。それが悪い事では無いのだけどね。
日本は精神後進国だ。機械が物を言う時代になったのだ。はたして30年後どうなっているのか?想像するのも恐ろしい。