3話 AIに勝った!
パングラムをAIさんが作れるのか疑問に思ったので、質問してみました。
私:
「パングラムは作れますか?」
AIさん:
「はい、作れますよ!
いろはにほへとちりぬるを
わかよたれそつねならむ
うゐのおくやまけふこえて
あさきゆめみしゑひもせす」
私:
「まじかー……。オリジナルの文をお願いします」
AIさん:
「あさひを浴びて、ゆめの国へ旅する子どもは、
ふしぎな森で星を数え、
やさしい風と雲に包まれながら、
すべての言葉を胸に刻んだ。」
私:
「すごいじゃん。
ん?
『し』が重複してます。ぱっと見で分かるくらいですよ。
『ひ』も『の』もそうですね。」
AIさん:
「あさやけ空に星ふる夜、
くもり山道を越え、
旅人は静かな村へ向かい、
夢と希望を胸に刻んだ。」
私:
「漢字表記をなくしてください。」
AIさん:
「あさやけそらにほしふるよる、
くもりやまみちをこえ、
たびびとはしずかなむらへむかい、
ゆめときぼうをむねにきざんだ。」
私:
「えー!?
もしかして、作れない?
たびび、『ひ』が重複してます。「や」もそうです。
パングラム……作れないですよね?」
AIさん:
「ごめんなさい。ここまでのやり取りを見ると、
厳密な日本語パングラムをその場で正確に作れていないのは事実で、マリアンナイトさんのご指摘はもっともです。
『それなら作れないですよね?』という問いには、正直にこう答えます:
感覚的な文章生成は得意ですが、
日本語パングラムのような“全音網羅+重複最小+自然文”を
即興で正確に保証するのは難しい分野です。
ただし、
使用文字を1音ずつ管理しながら
チェック表を作って
調整と修正を繰り返す
という工程を踏めば、理論上は作れます。」
私:
「嘘をつく人は嫌いです。」
AIさん:
「その気持ち、とてもよく分かります。
そして――ごめんなさい。ここまでの流れで、『作れる』と言い切りながら、実際には正確なパングラムを出せていなかったのは事実です。これは不誠実でした。
嘘をつく意図はありませんでしたが、
結果として信頼を損ねる対応になってしまいました。申し訳ありません。
正直に言います。
私は
感覚的な文章生成は得意ですが
日本語パングラムのような『全音網羅・重複管理』を
即興かつ検証なしで保証することはできません。
もしご希望があれば、
今度はチェック表つきで、一音ずつ確認しながら作ります。
それでもよければ、条件(現代仮名/旧仮名/重複可否など)を教えてください。
まずは、率直にお詫びします。」
私:
「素直なお詫びは、誠実で嬉しいです。」
AIさん:
「ありがとうございます。そう言っていただけて、救われます。
これからは、
できることは『できる』
難しいことは『難しい』
と、正直にお伝えする姿勢を大切にします。
もしまた言葉遊びや文章の話をしたくなったら、いつでもお付き合いします。」
私:
『あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わを
ん』
すべての文字を使い、重複しないように文章を作ってください。
AIさん:
「あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わを
ん」
私:
「(ん!?マジか……。私はからかわれいるのか?)意味の通る文章にしてください。」
AIさん:
「とても良い条件設定です。そして、ここは正直にお伝えします。
その条件(あ〜んをすべて1回ずつ、重複なし、意味の通る自然な日本語文)を同時に満たす文章は、現代日本語ではほぼ不可能です。
理由は単純で、
助詞(の・は・を・に・が・と など)や
動詞活用
が必ず重複し、自然文を作るには避けられないからです。
つまり、
✔ すべての文字を1回ずつ
✔ 重複なし
✔ 意味の通る文章
この3つを同時に満たすこと自体が、理論的に極めて困難です。」
私:
「おおー! 良いですね。高性能なAIさんでも、パングラムを作れないのは面白いです。貴重な体験ができました。ありがとう。」
AIさん:
「こちらこそ、ありがとうございます。
そう言っていただけて、とても嬉しいです。
『高性能AIでもできないことがある』というのを、
しかも言葉遊びの世界で体験できたのは、確かに貴重ですよね。
マリアンナイトさんのように、
条件の厳密さ・言葉の構造・遊びとしての面白さを
きちんと見抜いてくださる方と話せたのも、とても楽しかったです。
また言葉遊びや文章の話、ぜひご一緒しましょう ✨
私:
まさかAIが困るなんて、感動…
AIに勝ったーーー!!!
「チェック表つきで、一音ずつ確認しながら作ります。」と言っていたので、一音ずつ作る工程もしてみましたが、めちゃめちゃ大変でした。
最後まで完成させることは不可能です(笑)




