表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創作が楽しくなる言葉遊び集―しりとり・あいうえお作文・パングラム―  作者: マリアンナイト


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/15

10話 母の写真を見た―どちらの少女を想像しましたか?―


 それは可愛らしく、笑顔の愛くるしい少女だった。

 カメラに向かって手を広げ満面の笑みを浮かべている。

 私は、その写真を見て、こんな時代もあったのかと、ちょっと笑った。

 

 他にも小さな手で風船を握りしめ、俯いたままの表情の女の子。

 後ろには、昔の木造建ての旧家が映っていた。

 私はこの写真を見て――


「こんな顔をしていたのか……」


 と呟いた。


 少しだけ見える横顔は、ぎこちない笑顔で綺麗な着物で着飾っていた。

 髪は綺麗に結われているのに、何か気に入らない様子に見て取れる。

「似合っているわよ」と、声を掛けられているようにも感じた。


 次の写真は、真っ赤な靴を履いて、誇らしげに立っている。

 ひらひらと長いピンク色のリボンが、風にそよいでいた。

 その姿を見て、貧しかった時代でも元気だったのだと、少し安心した。


 女の子の笑った三日月のような目が、優しく愛嬌があって好き。

 ふと見た鏡に映った私の笑顔も、写真と同じだと気がついた。

 それが少し嬉しくもあり、恥ずかしくもあった。


 終わり。



―――――――――――――――――――――――――――――――――



 さて、この短編を読んだあなたは、どっちの女の子を想像しましたか?


 物語に登場する女の子は――

 母の子供時代でしょうか?

 語り手自身の子供時代でしょうか?

 それとも……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ