8話 詩的「あいうえお作文」で「ひなまつり」
「あいうえお作文」で、テーマを決めて作ってみました。
春の願い。
テーマ「ひなまつり」
もうすぐ春が訪れる。
ももの花が咲きみだれ、ほのかに風が香る。
のきさきで淡い紅色の花の蜜をつつく小鳥たち。
せっかちに、枝から枝へと飛び回る。
ついばむ姿に見とれつつ。
くうきは澄んで、柔らかく風が流れる。
ひさしぶりに、箱から出された人形たち。
ならべる順番の意味を知り、そっと大切に置く女の子。
まつりだ祭りだ、ひな祭り。
つまらなそうな、男の子。
りょうりは桃色が広がる、ちらし寿司に桜餅。
お菓子の「ひなあられ」も楽しみのひとつ。
めったに食べない料理の数々。
でも、つまみ食いは禁物だ。
とうさんは、こっそり白酒を一口。
うっかり、ほろ酔い祝い酒。
すなおに育てと願い。
こころ優しい子に育て。
やわらかに笑うその笑顔。
かがやいて見える我が子を思う。
にこやかに笑えるように育ってくれ。
そらは青く、のどかな日差しが優しく包む。
だれよりも優しく
つよくあれ
よろこびも悲しみも
うけとめられるように
にぎやかな笑い声が部屋を彩る。
ねがいは、ひとつ。
がんばらなくていいから健康であれ。
うまれてきてくれて、ありがとう。
「春の願い」を、そっと祈っております。




