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伝えないと残らないのかな?

作者:小林祐樹
あらすじ:これは「忘れられること」と「覚えていること」の間で揺れる、ひとりの少女の記憶の物語です。

中学卒業を控えた15歳の少女・遥香は、母とのすれ違いや、親友・ともちゃんとの日々、部活動での挑戦など、かけがえのない日常を静かに振り返ります。母は忙しさのあまり、遥香にとって大切な思い出を次々と忘れていきますが、遥香の中ではそれらが確かに息づいています。

ともちゃんとの友情は、遥香にとって心の支えであり、彼女の記憶の星座を形づくる大切な存在。ともちゃんの言葉や優しさは、遥香が「伝えたいのに伝えられない」思いを抱えながらも、前に進む力となっていきます。

物語は、日常のささやかな瞬間を丁寧にすくい上げながら、「記憶とは何か」「誰かと過ごした時間は、忘れられてしまったら消えてしまうのか」という問いを静かに投げかけます。冬の光の中、遥香は自分の中に確かに残る“セーブポイント”を見つけ、人生の次のステージへと歩み出していきます。

この作品は、忘れられても、確かにそこにあった時間を抱きしめるような、優しく切ない青春の記録です。
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