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【人物紹介】

直人 なおと。19歳。大学1年。

聡志 さとし。52歳。

義人 よしと。24歳。社会人2年目。現在休職中。

 1年浪人してようやく入学。大学1年の蒸し暑い夏。一人暮らしに不安なためしばらく兄のところから通うことに。大学にもようやく慣れた。学費は両親が出してくれてる。家賃が滞納気味。兄の部屋から通えると喜んだのも束の間。兄の義人よしとが社会人2年目にして休職。商社勤務だったが、連日の出勤と残業、そして、上司からのパワハラ。精神的にんでいる。病名が判明してないため障害年金が出ない状況。休職手当が唯一の収入源。兄の面倒を見るため部屋を出るに出られず。バイトに出ようとしても兄がスキを見ては自傷じしょう行為しかねない。そのため長い時間家をけられない。

 金銭的に余裕が無いことから直人なおとは、時間と出られる曜日からなかなかバイト先が見つからない。あまり兄を放置しておくと危険だとして。

 手っ取り早く短時間で金になるということを踏まえ、アプリでパパ活を始めた。直人はノンケではあるが、年上のマダムだと体目的になりかねないとして、おじさんでれかけてる人を狙う。自分の親より上の人なら体目的な付きあいにはならないだろうとして。出来れば、食事して遊ぶくらい。最悪、キスまでなら。女性とのおつきあいは過去に無い。最初に男性というのはかなりハードルが高い。しかし、背に腹は代えられない。自分の為。兄の為。



 これまで何度も出会い系に手を出してはサクラや美人局つつもたせなことに引っかかってしまう聡志。52歳にもなり今の職場が延長しても最大70歳までしがみついていたい。問題はおこしたくはないが、独り身はそれはそれで寂しい。女性は苦手意識がありこれまで何度か男性と寝てみた。こっちの方が楽だと分かるのだが、身体の相性がどうも良くない。精神的にも合わない。すっかり孤独が身に付いた。

 部下の若いのから出会いの話を聞いて「それは無い」と思っていたが、「真面目な出会いで安心できる」と聞いた。どう転ぶかわからないが、試しにやってみたんだ。

 最近は顔出しも普通になった。それでも人間じゃないだろと疑いたくなるほど画像加工したであろう目のデカさやアゴのシャープさが面白い。と思うのは最初のうちだけ。しばらくみてると同じような顔にしか見えず、あきらめかけてた。


ビビビビビ!


 「嘘だろ。可愛い」


  聡志「19歳?大丈夫なのか?そういや、18歳成人だったな。で?大学1年生か。今が一番楽しい時だな。相手は50歳以上を希望?まじか!やややや、やべぇ。ん?パパ活希望。。。パパ活かぁ。そっか。まぁそうだな。19歳の若い子がくたびれたおじさん相手に、恋愛なんてしないか。そうだな」


 そっとスマホを消し就寝。


翌朝


  直人「うわぁなにこれ。すごい返信。待ってよ。50歳以上のおじさんだって書いたじゃん。なんで30代からとか来るわけ?もう!『興味ありません。ごめんなさい』っともうやだ。ダメだ。真面目に働くのが一番だ。バイト探さないと」

  義人「直人。まだ寝てるのか?もうすぐ飯出来るぞ。おーい。直人起きろー」


ガチャ


  直人「起きてるよ兄さん。兄さん今日は元気そうだね。太陽浴びに公園でも行って来たら?」

  義人「おう。なんか調子いいんだ。今なら働けそうだよ。それよりも寝ぐせなんとかしろよ」

  直人「あ。うん。でもダメだよ兄さん。そうして無理したことで体壊したんだから」

  義人「どっちが兄かわからないな。分かった公園で少し運動してくるよ」


 時々具合がよくなる義人。


  義人「まだバイト探してるのか?」

  直人「うん。あまり遅くならないようなバイトが良いんだけど。そういうのなんか見つからなくてさ」

  義人「そっか。あんまり無理するなよ。お前まで精神疾患(コッチ)に来たら困る」

  直人「大丈夫だよ。最悪、家庭教師とかでなんとかするよ」

 今年の冬に下書きしていたのを手直しして出してみました。

 時々書きたくなるBL。

 コンセプトは、エロをグッと控えたBLを目指しています。

 これからもよろしくお願いします。

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