地味子も煽てりゃアイドル目指す!(視点:松井 和樹)
「さて……じゃ本題に入るか。田神、アイドルにならないか?」
俺の元カノ、田神の元彼……そんな2人に同調する同級生達も、よもや俺達が仲間だと思わないだろうな。
「あ、アイドル?」
まして田神が
「そ、アイドル」
歌って踊る
「本気?」
アイドルに成れるなんて思ってもいないだろうな。
「もちろん!なんと今、アイドルグループの募集が行われていてな」
俺が携帯で見せたのは
「えーと……『S21』3期生募集開始のお知らせ、何で『S21』?」
アイドルグループ『S21』の公式ページ。
『S21』はプロデューサーを兼任する主看板娘を筆頭に才色兼備な子が沢山いる大人気アイドルグループだ。
「それは……今の『S21』に田神が必要だからかな」
そんな『S21』は今、一期生メンバーがほぼ卒業し転換期を迎えている。
「もしかして松井くんって」
そうだ
「ああ、『S21』の観客……『仲間達』だ!」
俺が『S21』の観客……『仲間達』なのが田神には意外らしい。
「私よりカワイイ女子、いっぱいいると思うんだけど」
田神より可愛い女子……
「え、何言ってるの? 田神さん十分に美人じゃん」
いるかもしれないけど、俺は可愛いからといって誰彼にでもこんなこと言わない。
「ふゃ゛あ!」
俺の言葉に『え、私の聞き間違い……だよね?』といった表情の田神。
「そう、その声……」
いい声だよな!
「今の『S21』が求めている声なんだ!」
『何で、そんなに興奮しているの?』か……おっと
「すまん、つい……ともかく田神が『S21』のメンバーになったら、みんなビックリするだろ!」
特に田神の元彼とか。
「た、確かに……そう、かも」
『アイドルになって今よりも綺麗になったら、みんなビックリする……かも?』か……いや今でも十分綺麗だけどな。
「じゃあ?」
「やる……やってやるー!」
煽ててみるもんだな。
「ありがとう田神!」
俺が出してきた、その手を握る田神。
「みんなを驚かせような!」
「うん!」
こうして俺は元カノと同級生達に復讐するため、田神をアイドルとしてプロデュースする事になった。
あれ昔……誰かと俺こんな約束したような?
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