青春の1ページ。
「もう時期高校生かぁ〜 はぁ〜」俺の名前は優希!今は中三で4月に高校生の仲間入りなんだよな〜えへへ
「おいさとーお前入れる高校あんのかよーー笑」なんだよそれ笑笑。こいつはクラスで1番中がいい侑矢だ。俺が挫けた時もテストの日も共に頑張ってた!。が少し調子に乗っているところもある。それに加えて身長が俺より、12cm高い、180.6cmだ。何故そこまで高くなったのかは不明だが悔しい。「そういや侑矢に昨日LINEで俺の好きな人教えたろーだから俺にも教えてくれってー笑 頼むよ~お願いーー!お願いお願いお願いお願いー」「だから、いないってば〜しつこいー笑」
お前ずるいぞ...「やば、チャイム鳴ったし。座んなきゃいけねえ」へーこれで先生からの連絡は終わりです。起立 ありがとうございました。 「いやー今日も長い授業が始まるような気がするぜー」「おめえはろくに勉強しねえから偏差値34.....」「うわあわあわあわあわあわあわ」言うな言うなー!声でけえよ笑 〜
まあ、それは正論なんだけどね〜 なんかやる気になんないんだよなー分かる?? 「いや、皆だから笑、皆我慢してやってんのー!お前だけできてねえのー」ざけんなー笑 。それ以外何も言い返せる言葉は見つからなかった。真剣に授業は受けてるが勉強していないから全然結果がでない。よし、てか外で体育だったよなー?侑矢〜 「ん?あーそうだっけ?、あ、そうだねえー笑」廊下にでて階段までダッシュしながら喋っている。階段を下り2階まで行きさらに下ろうとする...そうすると、「え?真正面から見るのは初めてだ。そう、俺の好きな人というのは2つ年下の彩葉だ。」頭が真っ白になり顔がじょじょに赤くなってく。すると侑矢が大声で「お前の好きな人じゃん!え?どうした顔赤くなってるぜ!笑」するとそこで「 お前デカすぎ!馬鹿野郎!笑 」そこで初対面にも関わらず彩葉がこういってきた。「先輩、顔が真っ赤っかですけど大丈夫ですか??」やばい..やばいやばい。あ..頭パンクしそう。
ドサッ...彩葉の目の前で倒れてしまった。「俺今から体育だからそいつ保健室まで連れてってやってくれ。事情は先生に伝えとくからー」侑矢が余計な言葉を発する。後は頑張れよ少年!そう小さい声で呟きながら嬉しそうに外へ向かう。んんぁあ。恐る恐る目を開けると何故か保健室で座っていた。先生はいなかった。とても静かだった。「なんだ。つまんねぇ。と言いつつ彩葉にカッコ悪いとこ見せちまったな〜」とか小声で言いつつもドアを開けようとする。「せっ先輩!」
僕はあまりの驚きに変な声が出てしまった。後ろを振り返ると彩葉が立っていて緊張気味だった。なんだか悪いことをしちゃったな〜という罪悪感が残る。そこで初めて、運んで来るのを手伝った人を知る。「い、彩葉が運んで来てくれたの???」不思議そうに俺が言うと「はい!別な先輩が授業遅れるっていってたのでー...」 そっかーなるほどねーまあ、恩に着る。笑
それから、色々と楽しい会話をしているともう少しで授業が終わる。なんだか寂しい気持ちになる。そしてこれ以上喋れる機会がないとなんとなく思う。よし、決意した。「あの、話の途中で申し訳ない!実は俺、彩葉に言いたいことがあるんだけどー...」すると楽しい場の空気が一瞬にして冷めていく。「はい..なんですか?」少し引き気味にも見えた。今ここで振られるかもしれない、最悪二度と話せなくなるかもしれない。
だが1度決めたことはやり遂げなくちゃいけない。
「俺、いろh...」ガラガラ おいー優希いるかー? ドクンドクンドクンドクンやばいやばいやばいやばい。心臓が光の速さで動いてるんじゃないか?ってくらい高鳴っている。そして息が苦しくなる。ゴホッゴホッ 。咳をするなんて情けない!失敗だ〜こんなの!色々と頭のなかで呟いている。すると彩葉が立ち上がり、「先生!もう先輩は大丈夫ですよ!」そう安心そうに言い、失礼しました!と保健室のドアから出ていく。俺は恥ずかしそうに先生と話す。何分かするとチャイムが鳴り、よーし、優希〜教室に戻ろうか~急いで!。なんだか今日は1年間の中で1番嬉しい出来事だったんじゃないかと思っている。教室に入ると男子の視線が俺にむく侑矢はなんだかドヤ顔でこっちを見てくる。そしてその他の男子は獣のようにこちらを睨みまるで、小動物を狩る時のようだった。そして先生が来て「これから授業を始めますよー」と言った直後に気配が人間に戻る。恐る恐る自分の席に座る。それからあっという間に時間がすぎていたようだ。「やべえよ俺記憶がねえ。」「いや、お前 彩葉のこと考えすぎでしょ。笑」とか言いつつ本当にそのことしか頭になかったのだ。空は晴れていて帰りの会はとっくに終わっていた。その事さえ頭に入ってなく、今になって、考えすぎと言う言葉が心に刺さる。気がつくと16:40分になっていた。その日は1人で帰り。家の中でずっと考えていた。もちろん彩葉の事もそうだけど、1番は自分自身の事だ。もうすぐ11月だ。そして来週には運動会も待っている。もう少し好かれるような話をすればよかったな〜 連絡先とか貰えばよかったな〜とか思いつつ布団に寝転んだ。明日も学校だ。また考えてしまう。もうどうしたらいいのか自分でも分からなくなる。その時だった。LINE!という着信音が2回くらいなった。まあどうせ侑矢の茶化しメッセージとか3-1のグループLINEとかでしょ。とか ブツブツ訳の分からない事を言いつつもスマホを見てみると驚きのあまりスマホを落としてしまった。【え..ええええええええええええええ!!!まじか!!!よっしゃああああああああああああぁぁぁ!!!】と生きてきた中でベスト10に入るくらいはしゃいでいた。俺をLINEで追加したからだ。その内容はLINEのメッセージで彩葉が、【先輩よろしくお願いします!】だった。俺は即返信し、楽しい会話がそこから日常へと変わっていった。なんとなくだが、これが 青春の1ページ。なんだと感じた。