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蒼星  作者: たま ささみ
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序章

地球。蒼い星。美しい星。

 美しくもあり、美しくない星。

 戦乱、差別、確執。

 人間の心だけが美しさに欠ける、美しい星。


 あなたは、宇宙人を信じるだろうか。

 宇宙人がいるとしたら、果たしてどのような姿をしているのだろう。

 どのような思考を持ち、どんな方法で我々人類とコンタクトを計るのか。


「宇宙~Space~Cosmos」

 それは、我々人類が地上から観る星々が綺麗に光る空とは真逆の場景。漆黒の空間。

 漆黒の闇は想像を絶するほどに深く、途轍もなく広闊でありながら、光の速さで漆黒の闇を駆け抜けた先に、ようやく見えてくる星々の輝き。そこでようやく漆黒は一時的に姿を隠す。

 地球から見える限りの星に辿り着くためには、煌めく光の速さで飛んだとしても何億年から何十億年。気の遠くなるような事実が目の前に立ち塞がり、目に見えている星々にすら行くことも未だ叶わぬ現状が我々を苛む。


 光の速さで星まで飛ぶ・・・人類の究極の夢である。

 人類からしてみれば目も眩むような曠然たる宇宙。


 だが、今のところ、宇宙人が公式に地球を訪れた歴史は無い。

 何故なのだろう?

 そもそも、地球以外に生命体の存在する星がないからなのだろうか。

 生命体はいるのだけれど地球同様、光の速さで飛ぶ技術が無く、地球同様、生命体に語りかける術さえ持たないからか。

 それとも、実は何度も地球を訪れているのも関わらず、我々地球人が彼らを視認できないのかもしれない。

 いや、宇宙人自身が自らの希望で姿を現さないのか。

 或いは何処かの国が非公式に会っていて、その国以外には事実が知らされていない可能性が無いとも限らない。

 いずれ、宇宙に行くことが夢であるように、地球外生命体の有無を知りたいと思うのもまた、人類の夢なのである。


 果たして、地球に住む人類の知らない宇宙の秘密があるかもしれない。

 我々はどこまで真実に辿り着いているのだろう。

 宇宙の真実とは何だろう。

 もしかしたら、我が星は何も知らぬまま星霜を刻み続けているのだろうか。



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