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傘と雨雲

真空ぶらんこ

作者: 阿波木 織房


空は酷く曇っている


昨日の夕方、地上に堕ちる飛行機を見た

何かバラバラと撒かれたな…と思ったら、それが

搭乗客の荷物やら胴体やらであったらしい




そして今日、友達と飛行機の部品集めに繰り出した

『ほら』と友達の手渡してくれた物が干からびた猿の手のようにカサカサと粉になった

『ヒトの手やんなぁ』と友達は笑った


主だった部品はとうの昔に大人が持ち逃げしていたので、僕らは仕方なく散らばった銅線なんかをぼちぼち拾い集めた


『ちいとは小遣い稼ぎになったか』

『まァなあ…』

『あんまりガサガサ動くとやばいんちゃう?』

『うーん…』


僕らはグズグズまだ金目の物が残ってないか探して居たのだが、小雨が降り出したので中止にした



家に帰ると母親がニュースを観ていた

『昨日の飛行機事故でたくさん死んだらしいねェ』とカレーを作りながら言っていた



雨は夜中に強く降って、僕は雨漏りの音を聴きながら眠った



空はまだ

酷く曇っている

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