第一章 科学と魔術 2.違和感
友介の目の前に現れた少女、空夜唯可。彼女のフレンドリー過ぎる自己紹介に気圧されながらも、友介に新たな繋がりが出来る。
けれどそんな出会いに水を差す『何か」があって......
第一編三話、始まります!!
更新遅くなってごめんなさい!
「私、今日からこの学校に転校することになりました、空夜唯可と言います! 同い年っぽい人がいたので声を掛けてみました! これからよろしくねっ! あ、ちなみに私は中二だよっ」
「お、おう……」
初対面にもかかわらずあまりにフレンドリー過ぎるその態度に気圧されて、友介は思わず生返事を返していた。どこからどう見ても怪しい少女だが、どうやら転校生らしい。随分怪しい少女だが、あちらが名乗って来た以上、一応の礼儀としてこちらも名前くらいは名乗っておいた方が良いのではないか。
「お、俺は安堵友介。ここ録命中学の二年だ。よろしく」
「やっぱり二年生か! うん、よろしくねっ!」
「おう。まあよろしく……、ん?」
適当に挨拶を交わし、学校へ向かうべく再度歩き出そうとした友介は、そこで奇妙な違和感に襲われた。
目の前の少女に違和感を感じたのではない。
そうではなく。
おかしいのは、風景の方だ。より詳しく述べるならば、友介の眼に映る風景。景色。いつもの見慣れた風景の中に、明らかな異物が混ざっている。
視界の、端。
そこに、どう考えてもこの場に不釣り合いなモノが映っていた。
(なんだ……)
友介はゆっくりと……接合部が錆びたロボットのような挙動でそちらへ首を向ける。
坂道沿いに建てられた民家の塀。そこに——。
「——ッ!?」
死体が、あった。
いいや。
そもそも、あれをただの死体と呼ぶことすら友介には憚られた。
肉塊。そう——肉塊という表現が最も一致しているように思える。
ソレは、塀にもたれかけるように座らされていた。体中に石の杭を二十本以上も打ち込まれ、夥しい量の血が今なお流れ出ている。
鳩尾の辺りに直径十五センチメートルほどの風穴が開けられており、その穴から、血でまみれた塀がくっきりと見えていた。赤色で塗りたくられた塀の所々に肉片やら骨の欠片やらがこびり付いている。
だが、その凄惨な遺体において最も異様なのは、おびただしい血の量でもなく、体にぶっ刺された二十本以上の杭でもなく、貫通した大穴でもなく——その大穴から伸びているピンク色の紐のような物体だろう。
(あれは、多分……)
友介は生唾を呑み込む。寒気が襲ってくる。そうしながらも、頭ではその答えを的確に導き出していた。
(あれは、そう……腸だ。人間の、腸……)
穴から引っ張り出されたそのピンク色の紐は、死体の首の当たりに巻かれていた。かなりキツく縛ったのか、死体の顔に大量の泡のようなもの被っているように見える。もっとも、その泡すらも赤色なのだが。
口、鼻、目、耳——顔中の穴という穴から汚い液体を垂れ流している。
糞尿の臭いが嫌に鼻についた。
「ぐ……っ」
友介は胃袋を直接殴られたかのような吐き気に襲われ、とっさに口を手で覆ってそれを押さえつけた。
目を逸らし、視界に入れないようにする。
得体の知れない恐怖がジワジワと指先を侵蝕してくる。
「……?」
そこで友介はもう一つの異常に気付いた。
おかしい。
どう考えてもおかしい。
あんな死体が大通りに平然と置かれていることが、ではない。
そうではなく。
そのことに誰も疑問を抱かないことがおかしいのだ。
「おい……お前……」
「お前じゃないよー! 唯可だよっ!」
「いいから!」
友介は震える声で、隣にいる少女に詰め寄った。
「お前あれが見えねえのかよ……、あんなもんが……!」
「え? 何が?」
唯可と名乗った少女は、きょとんとした顔で首を傾げただけだった。
「えっと、何のことを言ってるの、かな……?」
「う、嘘だろ……」
アレが見えないと言うのだろうか。友介は当惑した様子でジッと唯可を見つめた。
「え、えと……えー」
けれど唯可は、どうして自分がそんな目で見られているのか分からないとでも言いたげな表情で身をよじっただけだ。
彼女には見えていない。
仕方なくそう結論付け、友介はもう一度だけあの死体をチラリと一瞥する。死体は今もそこにある。塀にもたれかけられている。にもかかわらず、誰もあの凄惨な死体に注意を向ける気配がない。まるで、自分だけが異世界に放り込まれたかのような気分だった。
隣にいる自称転校生・空夜唯可が不思議そうな目でこちらを見ている。周りの人達も、何事かと思い友介に怪しげな物を見るような視線を送った。
だが、そんなものを気にする余裕は友介にない。
彼は金縛りにあったようにその場で動けずにいた。すると、突然——
死体の横に小さな少年が現れた。
身長は杏里に届くかどうかというほど小柄。夏にもかかわらずぶかぶかのコートを身に纏い、顔はフードで隠されていた。どことなく不気味な少年だ。
彼は道ばたに転がっている死体を認識しているのか、愉快そうな表情でその死体を眺めていた。
そして、その視線を友介に向けた。
「————ッ!?」
ゾッとした。
過度な充血によるものなのか、少年の目は、白目が赤く変色していたのだ。
背中に直接氷柱を押し当てられたかのような寒気が全身を襲う。
(まずい……目が合った…………あんな、奴と……)
友介はとっさに目を背けて学校へと歩き出そうとする。だが……
「なんだ……あれ……?」
死体がもたれかかっている塀に、殴り書きで何か言葉が血で書かれている事に気付いた。
目を細めて、何の文字が書かれているのか読み取ろうとする。ここから立ち去るべきであることは分かりきっているのに、頭がそのための命令を飛ばしてくれない。好奇心に負け、友介はその文字を読み取るために視線を少年とその背後の壁へ向けてしまう。
そこに書いてあった文字は——。
CHURCH ARE YOUR PARENTS
WE ALWAYS WATCH YOU
「…………?」
意味が、分からなかった。もしかしたらただ単に大した意味がないだけかもしれない。
何にせよ、予想外の言葉に、友介は困惑顔のままその場で固まってしまう。
「おーい。もしもしー? おーい!」
「え、あ……ああ……どうした?」
ずっと横から呼びかけられていたのだろうか。唯可が友介の目の前でひらひらと手を振り、不機嫌そうに頬を膨らませていた。
「何で無視すんのさー。何さ、私のこと嫌いなの?」
「……いや、悪い……ちょっとな……」
未だ釈然としないが、唯可に見えないというのは事実らしい。一度唯可へ視線を映した友介は、もう一度死体へ視線を戻した。
だが——。
「……ッ」
もうすでに、そこに死体なんてなかった。
「どうしたの? 何か見えてたの?」
気兼ねなく聞いてくる唯可の声が、友介には恐ろしく感じた。自分だけが何かに巻き込まれたのかもしれないと言う得体の知れない恐怖が、ただの少年に襲いかかってくる。
「いや、別に何でもねえよ……」
それでも友介は強がって、気味の悪い現象に小さな恐怖心を抱きながらも学校への道を再び歩き出した。
「それじゃ、私は先に職員室寄らなきゃだからここで! クラスでも仲良くしてねーっ! ばいばい友介!」
「おう」
別に同じクラスになれる保証はないけどな、と付け足そうと思ったが、唯可の楽しそうな笑顔を見て、余計なことは言わないことにした。唯可と別れた友介は、階段を昇って三階にある自分の教室へ向かう。
先に登校していた生徒達が廊下で雑談しているのを横目で見ながら、まっすぐ自分の教室へ向かっていく。
ドアを開け、教室の中へ入った。
「あ、安堵じゃん、おはよー」
「おう。おはよう勝田」
「なんだよ元気ねえなー」
教室に入ると、後ろの方で固まっていた生徒達の内の一人が元気に声をかけてきた。クラスのお調子者・勝田匠だ。
それに続いて取り巻きの何人かもあいさつをしてくる。友介は適当に返事を返すと、窓際の自分の席に着いた。彼の席は後ろから数えて二つ目にある。ちなみに友介の後ろの席は空席だ。というか、そもそもこんな机は先週までなかったはずだ。
ということはつまり……
「まさか、本当にこのクラスに来るとはな」
「え、安堵転校生のこと知ってんのかよ!」
友介の独り言を聞き、突然騒ぎ始めたのは勝田だ。
「どんな子だった!? どんな子だった!?」
「うるせえ、近えよ。てか暑い!」
取り巻きを放っておいて友介の元へとビュンと飛んでくる。
彼は期待に目を輝かせながら友介の両手を握ってきていた。
「で、どんな子だった!? 可愛かったか? 俺に惚れそうか?」
「知るかよ。てか離せ、気持ち悪いな」
「ひでえ!」
そう言って手を振り放し、鞄の中から筆記用具などを取り出し始める。
「つれねえなー」
シュンとして取り巻き達の元へと帰って行く勝田の背を見送り、友介はポケットからスマートフォンを取り出した。適当にネットを開いて色々なまとめサイトを流し読みしていく。
そんな風に時間をつぶしていると、やがて教室の前方のドアがガラガラと開かれる音がした。
「はーい、席に着けー。朝のホームルームの時間だぞー」
入って来たのは三十代前半ぐらいの体育教師だ。まだ四月にもかかわらず、あの熱血教師はもうすでに半袖のポロシャツを着ていた。
談笑していた生徒達も大して文句など言わず、各々の席に着いた。
それを見て、担任の体育教師は今日一番のニュースを口にする。
「じゃあ、まずはお前達に朗報だ。特に男子。喜べ、女子の転校生だ」
「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!」」」」
突如、校舎全てを揺るがすほどの轟きが響き渡った。教室のあちこちから口笛やら机を叩く音やらが鳴り、完全なお祭り騒ぎとなっている。
「う、うるせえ……」
友介は苦笑いでその光景を眺める。
「おいお前ら静かにしろ! ……ったく。ああ、空夜、入って良いぞ。うるさくてすまんな」
「いえいえー良いですよーっ!」
そう言って満面の笑みで教室に元気よく入って来たのは、頭につば広の魔女帽子を被った少女・空夜唯可だ。彼女は敬礼のポーズをしてご機嫌な様子で自己紹介を始めた。
「名前は空夜唯可ですっ。趣味はアニメ鑑賞と相撲鑑賞です。好きな食べ物はハンバーグです! あ、でも、食べ物は何でも好きです!」
(変な自己紹介だな……)
頬杖をつきながら心の中で呟く友介。
想像を超える美少女だったためか、あるいはその明るいキャラクターが受けたのか、教室では『空夜コール』が続いていた。
さすがにここまで歓迎されるとは思ってなかったのか、唯可は少し照れくさそうに笑っている。
彼女は教室の中を一通り見渡し、そして他の生徒達に漏れず唯可を見ていた友介と目が合った。
「あ、友介だー」
彼女は小さく呟くと手を振った。彼もそれに気付き、手を振り返す。
「それじゃあ空夜は……ええと、安堵の後ろに座ってくれ」
「はーい!」
元気よく返事すると、唯可は小走りで友介の後ろの席へ向かった。
席に着くと、ちょんちょんと彼の肩をつついてみる。
「あん? 何だよ?」
友介が面倒くさそうな表情を浮かべながら振り向く。
「放課後さ、校舎の中案内してよ。私まだ勝手知らないからさー」
「別に良いけど……他の連中と行ったら良いじゃねえか。先に友達作る方が先だろ」
「えー。だって友達なら友介がもういるしっ!」
「はいはい」
「え、全然嬉しくなさそう!」
唯可がショックを受けているようだが、適当に流しておく。
「んで、どうすんだ? 俺で良いのか? 他の奴にすんのか?」
「うーん……やっぱり友介が良いかなー。友介といると何か落ち着くし」
嬉しいことを言ってくれるが、さすがにそこまで言われると少し照れてくるので止めて欲しい。
「了解。なら放課後は校舎案内してやるよ」
そう言って前を向く。チャイムが鳴り、ホームルームの終わりが告げられた。
昼休み。
クラスメイト達が机をくっつけ、弁当を広げ始ていた。
友達のいない友介は当然一人で弁当を食うはめになるのだが……
「おーい、安堵。一緒にご飯食おうぜー」
なぜか勝田だけはいつも友介にかまってくるのだ。ただ、友達でもない人とご飯を食べても面白いことなど一つも無いので、いつものように断る。
「いや、遠慮しとくわ」
「お前そればっかだな!」
とは言え、食事に誘ってくれたこと自体は嬉しいので感謝の意だけは伝えておいた。勝田は一瞬だけ気を落としたが、すぐに気を取り直すと、次は唯可に向き直った。
「空夜さん! 俺たちと一緒にご飯おぶぅ!?」
「はいはい、邪魔よ。唯可ちゃんはうちらと食べるの」
そう言って勝田の顔面を殴ったのは、秋田みな。勝田匠の幼馴染みである。
「え、えと。え……な、何これ?」
目の前で突然起こった傷害事件に目を丸くする唯可。しかし、友介を含めたクラスメイト達は慣れたもので、無視してそれぞれの昼食に専念している。
友介も静かに席を立ってどこか違う所で昼食を取ることにした。
「あ、友介どこ行くのー?」
「あん? 別に。どっか違う所で飯食うわ」
「え、でも……」
「はいはい。その辺の青い話はお姉さんが聞いてあげるから、唯可ちゃんはうちらと一緒に食べよ」
「うー」
なおも唸る唯可を囲み、女子軍団がきゃぴきゃぴと騒ぎ出した。
友介はそれを一瞥すると、険しい面持ちで教室を後にした。
友介がやってきたのは学校の屋上だ。
規則では屋上への侵入は禁止になっているが、実は一ヶ所だけ鍵が壊れている所があるのだ。一部の生徒しかこの事実を知っている者はいない。友介はその一人だった。
重い鉄扉を開けるとビュウと風が友介の体を撫でつけた。
屋上へ出て扉を閉めると、近くの壁に背を預けて座り込む。
「……あれは何だったんだ……」
友介が考えているのは、今朝見たあの死体のことだった。
(そう言えば、あの死体の顔、どこかで見たことがあるんだよな……)
一度冷静になってあの死体を思いだした所で、友介は漠然とした疑問に捕われた。
(それにあれが着てた服……あれってうちの学校の制服じゃなかったか?)
思い出そうにも記憶が曖昧で正解なのか分からない。あの時は焦りと恐怖がないまぜになっていたせいでまともな思考が出来なかったのだ。
他にも重要なことがある。
それは、あの凄惨な現場に多くの人間が居合わせていながら、友介以外の誰も気付いていなかったことだ。
映像だけでなく、明確な死の臭いも漂っていたはずなのに、あの場にいる誰も気付くことがなかった。
なぜだ……?
「まさか、魔術、か……?」
自分でそんな可能性を上げて、そして自分でその可能性を否定する。
そんな馬鹿な。そんなはずがない。もしあれが魔術の仕業だというならば、またあの地獄が始まるかもしれないのだ。
そんなことはあってはならない。
(それに、そもそもここは科学圏だぞ? 魔術師がそう簡単に侵入できてたまるか)
科学圏。
現在、世界は大きく分けて二つの括りに分類される。
それが科学圏と魔術圏だ。
今から十四年前の2030年。自らを『教会』と名乗る謎のテロ集団がアメリカのNYを襲撃し、世界経済に大打撃を与えた。世界は混乱に陥れられ、日本もその影響を多大に受けた。
そして、その直後に現れたのが魔術師だった。
彼らは正体不明の『力』を使い、世界各国の軍隊を相手に少人数で立ち向かい、次々と勝利を収めていった。
ただ、いつまでも魔術師達の勝利は続かなかった。
人類は科学技術を大幅に進歩させ、魔術に対抗できるほどの兵器を幾千も作り出したのだ。
兵力は拮抗し、魔術師達も短期決着は望めないと悟った。
そこで彼らは、世界中のあらゆる地域を集中的に攻撃し、自分たちの支配下に置くことで安全地帯を作った。
それが——魔術圏。
それに対し、幸運にもその難を逃れた地域を科学圏と呼ぶ。
そして——。
科学圏と魔術圏による、世界の覇権を争うために今現在も続いている戦争。その名を『法則戦争』と言う。
(まあ、魔術圏は魔術圏で快適な暮らしが出来てるらしいけど……)
友介は突き抜ける風を浴びながら静かに目を閉じる。
それだけで、簡単にあの光景が思い浮かんだ。
祖父の亡骸。
祖母の死の瞬間。
そして——級友を見捨てた時の、彼のあの表情。
「チッ……」
友介は忌々しそうに舌打ちをした。
あれはもう終わったことだ。どうすることもできない。どれだけ罪悪感に苛まれた所で、もうどうすることもできない。
罪を償うことはできない。
胸にチクリと小さな針が刺さったような痛みが走った。
「ああ……クソッ」
行き場のない苛立ちだけが募っていく。
その、瞬間。
「……がっ!?」
左目と脳に激痛が走った。
脳を走る血管が膨張しているような痛みに襲われる。世界から色が消え、白黒の景色に変わっていく。
「あ……い、てぇ……っ!!」
そのままズルズルと屋上の床に崩れ落ちてしまった。
コンクリートの冷たい感触が頬に触れる。なのに、頭の中は焼けるように熱くなっていく。ドクン、ドクン、と脳が脈打つ。その度に、血管に熱湯を流し込まれたかのような激痛が押し寄せてきた。
(なん、だよこれ……)
視界がぼやける。
意識が遠のいていく。
————と。
手を伸ばせば届く位置に、小さな黒点のようなものが見えた気がした。
そう。朝の電車でも見た、あの黒い点だ。ただ、今回の黒点は朝見たものと違って、黒い霧のような闇を噴き出していた。
「あ、れは……?」
気になって手を伸ばしてみる。
どうにかしてあの黒点に触れてみたい。そんな衝動が友介の中で暴れ回る。
必死に手を伸ばし、その黒点に触れる——その直前、昼休みの終了を告げるチャイムが友介の耳に届いた。
「……?」
同時、先程まで友介を苦しめていた頭痛が消えていく。視界も戻り、体にもちゃんと力が入る。
(何だったんだ、今の……?)
友介はクラクラと揺れる頭を抑えながらゆっくりと立ち上がり、周りを見渡す。
もしかしたら、誰かがどこかから隠れて、友介に攻撃を仕掛けてきたのかも……と一瞬考えたが、すぐにその可能性を捨てる。
結局いくら考えても答えは出なかった。
友介は疑問に思いながらも、静かに屋上を後にした。
読んで下さってありがとうございます!
どうでしたか?
少し稚拙さが出てしまったような気もしますが、楽しんでいただけたのなら幸いです!
来週にはお話が動くと思いますので、お待ちを......