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太陽の勇者と月の巫女  作者: 涙花
勇者召喚されたけど人違いでした。
17/100

初クエストに行こう!②

本日2話目。あと1話投稿します。

ギルド支部に到着!

朝が早いせいなのか、人は少ない。カウンターを見ると昨日お世話になったネイダさんがいたので、クエストを紹介してもらう為にカウンターに向かう。


「おはようございます。冒険者ギルドへようこそ!ご用件をお伺いいたします。」


俺を見て一瞬あれっ?て顔をしたが、すぐに笑顔で応対してくれた。


「おはようございます。クエストを紹介してほしいんですけど。」

「クエストの紹介ですね。ギルドカードをお出しください。」


ポケットに入れておいたギルドカードをネイダさんに渡す。


「Gランクのルーカスさんですね。?間違っていたらすみません。昨日登録されたルーカスさんですか?」

「昨日ネイダさんに登録してもらったルーカスです。」


もしかして、眼の色が違うから別人だと思われてたのか?


「昨日来られた時は、蒼色の瞳だったと思ったのですが・・・。」

「あの後いろいろあって呪われちゃって、金色になりました。」


ざっと後ろに下がって距離を取られる。そんな反応されると傷つくんだけど・・・・・・。


「呪いってまさか呪いの腕輪を押し付けられたGランク冒険者ってルーカスさんだったんですか!?」

「結構広まってるんですね。呪いの腕輪の事。」


昨日の夕方押し付けられて、今日の朝には知られてるってあいつどんだけ言いふらしたんだ?


「それじゃあ腕輪は?」

「嵌めてますけど。眼の色が変わるぐらいの呪いなら支障はないし、腕輪もきれいで気に入ってるから、他の人に押し付ける気もないよ。」


恐る恐る腕輪について聞かれたので、そう答えておく。

もちろん本気だ。前の所有者が返せって言ってきても返すつもりはない。


「だから、俺が持ってるって内緒にしてほしいんだけど。」

「本当に、他の人に押し付ける気はないんですね。」


念押しするように確認される。


「絶対にしません。信じてください。」

「分かりました。ルーカスさんが所有者である事は秘密にしておきます。」

「ありがとう。じゃあそろそろクエストを紹介してもらいたいんだけど。」


逸れていた話を元に戻す。俺はクエストを受けに来たんだからな。

呪いの腕輪の事はそっとしておいてほしい。


「クエストですね。Gランクで受けれる依頼は薬草採取です。丁度新しいのが1件きてますよ。」

「じゃあそれでお願いします。」

「分かりました。少々お待ちください。・・・・・・・・・・・・お待たせいたしました。ギルドカードをお返しします。」


ネイダさんの手元にある水晶玉のようなものにギルドカードを少しかざすだけで手続きは完了したらしい。


「では採取してくる薬草ですが、

 ポポル草 200束

 ヨーギ草 200束

 クコの実 100個

 フィアの花 50本

 これらを2日以内に納めてください。2日間の合計が依頼数より少ない場合は、買い取りに変更されてしまいます。成功時の報酬は銀貨3枚です。注意してくださいね。」


2日以内に集めたら銀貨3枚、数が足りなくても買い取ってくれるのか。頑張ろう。


「2日以内だな。分かった。ただ俺あまり薬草とか詳しくなくて、図鑑とかあれば見せてほしいだけど。」

「ありますよ。必ず返してくださいね。あと汚さないように気を付けてください。」

「ありがとう。気を付けるよ。」


図鑑を取り出して、ページを捲っていく。途中で紙を4か所挿んでから渡された。


「採取する薬草のページに目印を挿んでおきますから、しっかり確認してくださいね。」

「助かるよ。ありがとう。」

「どういたしまして。いってらっしゃい。お気をつけて。」


ネイダさんにギルド支部を送りだされ、俺は初めてのクエストを遂行する為、街の外に向かった。

ありがとうございました。

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