痛み
痛みの正体は多分奥の奥にいて
自分の存在知らしめているんだ
ここにいるよ、気付いてよって
そうやって叫んでるんだ
それでも分からなくて
知りたくなくて
ただ必死に痛みに耐えてるんだ
皮膚は痺れてなにも感じない
叩いて、つねって、
なかったことにしたいけれど
それを許してはくれないんだ
泣いて、喚いて、
掻き消してしまいたいけれど
それだって許してはくれないんだ
そのままにして、堪えて、
慣れてしまいたいけれど
それさえも許してはくれないんだ
ほらまた、心が疼くよ
ほらまた、痛みが叫ぶよ