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第1話「私は誰だー!?」

目が眩む程の閃光

聞こえてくるおぞましい断末魔

あまりの熱さに身体が灼けて蒸発してしまいそうになる

熱い

熱い!

熱い!!


「はっ!」


あわや…という所で目が覚めた。

どうやら自分は酷い夢を見ていたらしい、汗がびっしょりで震えも止まらない。

ひとまず荒い呼吸を整え起き上がると、ベッドの横に少女が座っており、こちらをじっと見ていた。

見た所5~6歳位だろうか、肩まであるウェーブがかった茶髪に澄んだ翠色の瞳で可愛い模様の入った薄手のワンピースを着ている。

その少女は大きな声で「お母さ~ん!お姉ちゃんが目を覚ましたよー!」と叫んだ。

ここは何処だろう。

辺りを見回すと、古びた木造の家で、部屋の所々に可愛らしい小さな花が飾られており、よく見ると乾燥途中であろう薬草も複数窓の近くにぶら下げられていた。

まもなく少女に呼ばれた母親が小走りでやってきた。


「良かった、目を覚ましたのね!でも、まだ起きちゃ駄目よ、熱があるんだから」


その母親は見ず知らずの自分の額に手を当てて、発熱具合を看ながらそう言った。


「ビックリしたわ。薬草を採りに森に入ったら貴女が倒れてるんですもの。私はアリーシャ、この村で薬師をしているの。この子は私の娘のシンシアよ。それで貴女のお名前は?どうして森で倒れてたの?」


そう尋ねられ、私は自分を助けてくれた恩人に答えようとした。

の だ が。


「私は………誰?」


あろう事か自分の名前が思い出せなかった。

更には自分が何故、森で倒れていたのかも分からない。

何処から来たのか、今までどう過ごしていたのかも。

全部全部分からなかった。

初心者ですが、どうぞ宜しくお願い致します(震)

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