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1話 方針

よく漫画や、小説である、貴族社会と少し、いや、だいぶ違うので、そのことを承知してからお読みください。


俺は恋をした。



一瞬で恋に落ちた。





彼女のそばにいたい、そう思った…。





_____________________________________

 


 あの女の子は公爵家の庭にいた。あの時の俺は、あの女の子しか見ていなかったけど、周りにはとてつもない人数の護衛がいた。



護衛っていうのはてっきり隠れて見守っているものだと思っていたけれど、めっちゃ目立っていた。



つまりあの女の子は、公爵様の愛娘であるか、それ以外にあの女の子にたくさんの護衛をつける理由があるのか、公爵様は穏やかな人らしいから、公爵家の者の可能性が高いと思う。


王家の信頼も厚いし。



公爵にいるあの女の子は公爵家の人間でなかったとしても貴族だと思われる。


だって誘拐だとしても、誘拐する価値のある人間は貴族くらいだし。



だったら同じ貴族、つまり爵位を持つ者になれば、会える可能性がある!



…………でも貴族って、誰でもなれるっていう感じだけど、実際は、天才くらいしかなれないんだよな…。(天才の血を受けづいてようと、無能だと追い出されますし。)




まぁでも?!四つの頃に両親なくしても、生きてこれましたし?!

そんぐらい?!乗り越えられますし?!(?)

そもそも、そんなんで諦める俺じゃぁありませんよ!!!




そして、やってやりますよ!!という感じになったノルは、いつの間にか、冷静になり、シフトチェンジしていた。。。



えぇっと爵位、爵位…。

…………………。俺が知っている爵位の数より名前の数のほうが一つ少ない…。



つまり俺が名前を知らない爵位があるということ。



俺はだいぶ情報が入ってくる方なのに、噂や新聞に載っているとこを見たことも聞いたこともない。

わざと爵位の名前を出さないようにしているのではと思う。



いや、ほんとに覚えてないだけとかないかな…

不安になってきた。



まぁいったん置いといて。



爵位は確か、一番下が男爵で、男爵は基本的、現公爵様のひいおじい様が決めた一定のお金以上、を持つ者か、大きく国に貢献した者か、その者の血が流れている者が持つ爵位だったと思う。



で、その上が公爵、俺が恋したあの女の子のお父さんが持っている爵位(多分)。で皇族。



つまり、俺が知らないのが男爵と公爵の間にある爵位だと思われる。



名前、名前…

本当にわからない。



自分の記憶を信用できなくなってきた…

とてつもなく不安だ。



ほんとは覚えてたんだけど、名前が存在感なさ

すぎて忘れてしまってたとかない?



えぇまじでどうだろ。




今まで記憶した情報ををたどる…










情報1,王家は薔薇の花が象徴。

    (あの女の子には薔薇も似合うだろうな…)


情報2,………!



そういえば、王家の血がながれている証拠として、瞳が金色っぽいんだった!。(あの女の子も瞳が金色だったな…)



………。やばい、思考があの女の子によってしまう。



これが恋か…、意外と厄介だ…。




●▽●





…というか、なんで記憶たどってたんだっけ。


「……………」


なんで俺、あの女の子のそばにいたいと考えていたのに、いつの間に恋が厄介だということになったんだっけ…。



_____________________________________

いや、本当に何でだっけ…


2分後 


「…………」



7分後


「………」


ヤバイ、普通に集中力が切れてきた。


12分後


「…」

「!」


そして、考えたことのほぼすべて思い出したノルは静かに悟った。



別に爵位もらわなくても大丈夫じゃね?






ノルはもう、答えが出たようだ。








ちなみに、護衛は大体隠れて見張っていることが多いです。つまりノル君の常識はあっています。

次回の更新は二週間後です。

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