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これは、野球好きの少年達が成長して行くストーリー
――2009年4月
僕は晴れて中学校へ入学した
真新しい学生服を身に着けて
僕の名前は「門前瞬」
まず、校門を通った後教室へ向かった
僕の組は1−9組。9クラスもある結構大きな中学校の1番最後のクラスだった
ちなみに、各クラス生徒は32〜33人である
この9組には小学校の頃、大好きだった野球を共にしていた「前田龍司」に隣の地区にあるライバルチームの一塁手だった「神田東」という二人が居て、初めての中学校でもとりあえず話をすることが出来ている
僕は先に書いているが野球が好きだ。プロ野球、高校野球、社会人野球や大学野球だって自分はプレーしていなくても見るのも好きだ
そんなこんなで勿論、部活は野球部を選択する。一応これでも小学校の頃のチームでは4番で捕手という厳しい立ち居地で戦っていた
龍司も野球好きだし、東はこの地区ナンバーワンの飛ばし屋と言っていいほどの飛距離を飛ばす。もはや中1の域を超えている
しかし、この学校にはその東に匹敵するほどの実力を持つ選手たちがわんさか居る
なぜなら…………
そう、これは僕らの野球生活のストーリー――