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出来損ないDランク異能者と愉快な仲間達  作者: シムシム
第一章
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第四話 王都第三軍事学園

 王都第三軍事学園は見た目はやはり西洋をモデルにしている。

ハリー○ッターのみたいな感じと言えば分かると思う。


「校舎まで来たので大丈夫ですよね?」

「はい、大丈夫です教室は分かると思うので...多分」

学園の教室、クラス分けは学年とランクで分けられる。

学年は1年から3年まである。

異能者のランクは大まかに分けると2種類あり異能ランクと総合ランクである。

異能ランクは異能者が持つ異能の質をランク化したものだ。

つまり異能が優れていればいるほどランクが高い。

総合ランクは異能者の戦闘技術と異能の質、魔法が使用できる場合は魔法の質を総合したランクだ。

つまり実戦での戦闘力だ。

2年生から総合ランクでクラス分けされるが一年生は異能ランクでクラス分けされる。

ランクは異能も総合もD~Sまである。

学園のクラスはAまである。

なので1年生の時にCクラスでも二年生でBクラスに上がることも珍しくない。

前例で異能ランクはDだったが魔法の天才的な才能を持っていたためDからAに這い上がった人もいるらしい。

まぁ俺は全属性に適正ないけどね☆(2回目)

そんな俺のランクは何かって?勿論Dランクに決まっているじゃないか異能者の基礎身体能力強化しか使えないからな。

自分で言ってて悲しくなるよ。

後ランクが低いとやはり不遇な扱いをされる事もある。

いい意味でも悪い意味でも異能者の世界では実力主義なのだ。

そんな事気にしない奴もいるがやはり少数しかいないと思う。

てかアリスさん大丈夫か?小声で多分って言っていたぞ。


「アリスさんはクラスどこですか?」

「あ、えーと1ーAです」

「...」

hoマジかよ。住む世界が違うじゃないか...


「アリスさん」

「はい、何ですか?」

「1ーAは東校舎の一階の一番右はじにありますよ」

「あ、すみません何から何まで教えてもらってしまって」

「それと」

「?」

「自分で良ければ出来るだけ手を貸すと言いましたが自分にはアリスさんに貸せる手も貸す気もないので自分はこれで失礼させてもらいます」

「え?!、ちょっと七星さんそれはどういう...」

俺はアリスさんの言葉を聞く気がないと言わんばかりにその場から急いで立ち去った。

落ちこぼれの俺がアリスさんといたら俺は勿論のことアリスさんにまで迷惑がかかるだろう。

DとAにはそれほどの差があるのだ。

それ故に俺はAランクとこれからも関わることを極力避けていくだろう。

それに単純に俺はDランクって知られるのが怖かった。

ただ逃げているだけかも知れないが所詮俺なんてこんなものだ。


ガラガラガラ...俺は罪悪感を殺しながら自分のクラスの教室のドアを開いて教室内に入った。

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