2節 孤高の蒼眼
- 1話 心の無垢 -
人が溢れても、人が消えても 何処にいても空は常に美しく平等に笑顔で居る。
彼らは其々に立場も理解せず 唯自分の為だけに無邪気に生きている。
-アーケイン郊外 地下鉄跡-
深夜 月夜の下深く
10年前とは違い、各所の街と呼べる場所はある程度 人間とヴェイグという皮肉な力関係で
穏やかに朽ちてゆく 安定した秩序が保たれるようになっていた。
特にこの町"ルイス"では稀に見る犯罪の少ない安全な街として最近話題に上がるが
同時に 重税の街 ヴェイグが支配する街 としても有名らしい
もちろん街の長に反旗を翻そうと企む普通の人間たちも多いはずだが、
長は腕の立つヴェイグだという噂もあり、死を恐れる人々は怯えながらも
日々を安全に平和に生活しているらしい
だが、私は強ち間違っているとも思えない
自身だけを行動基準に右往左往するのが私も含めたこの世界の人間だ
100いれば100違う そんな人間達を纏めるというやり方に辿り着いたのだろう
協力、仲間、愛や友情 その言葉の裏はすべて利害関係の蓋でしかない
ルニアと共に歩いた長い時間で得たこの国の答えは 誰もが感じる真実だろう
私は焦茶の皮コートの内側に次の拠点となるはずのメモをしまった。
ミアはちゃんとルニアの手伝いをしているか心配だが・・
今はこちらの仕事を手早く済ませ 無事に帰る事に専念しよう
前の街 アーケインからある理由で移動する事になり
その移動中 私達がヴェイグハンターギルドだという事を知った人間の急な依頼で
"私だけ"ここに残ることになった。本当なら私も今頃ルイスにいるはずだった
「・・紅茶 ・・はぁ。」
報酬はまだ使えそうなガス そして缶詰等の食料品
その他必要であろう日用品の数々は、今を生きる者たちには一番欠かせない物である。
場所は廃棄されたアーケイン郊外の地下鉄
中には野営の跡もある事からここは人々がひっそりと暮らしていた場所なのだろう
電気も完全に停止し、地下水が線路の上を川になって流れている
そして天井の穴からは明かりの無い夜に月光が薄く降り注ぐ ただそれだけが照明
人工物は皆 ほどよく緑が生え 少しずつだがこの地下鉄跡も自然に取り込まれようとしている
何年も放置されれば こうも変化するのだろうか
何年も前よりは確かに緑が増えているし 確かに 人も減った
ただ 私自身はこの駅が機能していた頃を知らない いや、覚えてはいない。
たいていの事実はルニアから貰った記憶なのだから仕方がない
依頼主本人と言えば、地下の入り口で一人
体を震わせながら まだかまだかと帰りを待つ
報酬については信用のない今の世で珍しく
私達がヴェイグハンターギルドにも関わらずの前払いである。
それほどに この地下に居るフィックスに固執する理由があるのだろうか ?
ポチャンッ
水滴が水面を弾く以外 音はない
無音だというなら嘘だ。虫の声や風の音や流れる水の音 それに私の息遣いもある
ポチャンッ
音はすべて同時に耳に入るが そのすべての音ををかき分ける力が私にはある
普通の人間には聞こえない ・・微かな、ズリズリと・・地面を這う音 それを感じた。
人の眼は前に2つしか 付いてはいない
だが"私には"後ろに何が居るかはっきりと見えるような感覚がある
その感覚が言うのだ。硬い物を擦り 引きずるような音と共に"何か"が来ると
「・・・ッ!」
刹那に振り向きながら 左手に構えた鞘から刃を半ば抜き出し構えた
紫色の眼 紫色の四股 ・・そこから迸る紫の光の帯が瞬時に目の前まで接近する
"Fix" フィックス
腕も 足も 胸も 口も 眼も すべてが異様に変異した怪物
なにより顔は獣の様に、大きな角が2本生えて 歪
その紫が飛び掛る寸前、私は半ば抜きの刃と鞘 その両方で鋭い爪を受け止めて 流す
ギイイィィィンッ
火花散るほどに フィックスの爪は堅く鋭利で
案外と背筋を緊張させるほど、その質量は予想以上で
腕を張り、刃で全てを受け止める事を避ける様に その爪の軌道を若干そらしきる。
逸らしきったと同時 一度の瞬きをすれば
次に目の当たりにした光景は 遠く離れた場所に居る異型の姿
「グゥゥ・・ ォォォオオオォォ・・・」
俊敏にて豪腕 眼の辺りから生えた二本の角
その間に生えた紫の眼が燃えながら こちらをしっかりと凝視した
ドッ
鈍い音 堅い床の割れる音
私が刀持つ手を挙げたのが先だっただろうか?
いや、私よりも奴か 奴の腕が私の刀を弾いたのか。
そのタイミングは奴が私の目を凝視してからほんの一瞬
弾き、打ち合い 流し 奴を試す
反らし、蹴り上げ、打ち落とし 奴を抉る
重なりあう衝撃が 一時ながらの最高の充実
面倒だと思いながらも やはりどこか戦いに喜びを感じている自分が嫌いだ
ザッ・・
ならばこそ、次で終わらせよう
私は深呼吸を一度 奴は喉を鳴らし、今か今かと筋肉の筋を強張らせる
異型の体はまるで人の皮を剥いだように筋肉の筋が隆起し
その上から血管が這い、恐ろしい速度で血流がポンプされているのが見える
奴が地面を足の爪で掴むだけで コンクリートの床が歪むほど あの異様な筋肉繊維は力強い
静かな時間に 月夜届かない場所の中心で暗闇の中光る一点の紫は
ピントを合わせるように 静かに、静かに、私の眼を見てまるで笑っているようだった
大丈夫だ
数メートル後方に一足で飛び逃げ、もう一度鞘の持手に利き腕を添える
武器は一つ ここで必要なのはたった一つの確実な一撃
問題は無い
私の姿を凝視し 獲物を見る視線を外す事無いアレの力は まだまだ強くはない
今まで戦ったフィックスの中でも中の下 俊敏だが力はまだ幼い
"殺れる"
「一撃 確実な、確かな一撃」
銃を使っては弾薬代に響く 弾薬は余れば余るほど様々な取引で役に立つとルニアが言うからだ
それにこの刀であれば・・ 確実で確かな一振りで終わらせれるはずだ。
暗く、月夜の光が僅かに照らす地下鉄の構内
虫の声も鳥の声も止み、水の音だけが騒がしく 誰も 邪魔は無し。誰も 助けは無い。
1体対1体の対峙 次の一手で全てを決する
コートを払い、私は愛読書の一つにあった 真似事 を体で体現する
"眼を閉じ 感じる 呼吸を 動きを"
感覚が眼であると、その本は唱えた。呼吸は動きだと、その本は唱えた。
刃は抜かず、利き手はまだ添えたまま 奴が地面を蹴る感覚を掴む
"眼に頼らない 眼は真実を移さない"
自らの視覚とは偽り 本当の視覚とは肌で感じる感覚なのだと 本は言った。
眼を封じる事で理解する本当の感覚。肌を擦る風 耳を貫く大地が割れる音
来た っ
目蓋ではなく、体が感じる熱い紫の炎が 目の前に押し寄せてくる・・
床を割り大地を蹴り 目指す先は私の体 その身を刻みに来る
ドッ ドッ ドッ ドッ
体の感覚が唸る この音は大地を割るヤツの脚の音か 私の心臓の高鳴る音か・・
まだか・・まだかと・・ っ 私は歯を食いしばり、利き腕を抑える
どんどんスローモーションに感じる
ヤツの紫炎は感覚の中で 大きく広がり まるで大きな口を開いたように 感じる
眼は閉じていても、もうヤツが目の前まで迫っている事がよく分かると同時 焦りも感じた
インパクトは 近い
今 私の利き手は刀を握り締めた その間 まさしく閃光
手の痺れが心地よく、掴んだ手は即座に抜き放たれ 一気に振りぬいた手は見えない
暗闇の中迫り来るヤツの紫炎を 大きく切り裂くように
私の刃は 確実で確かな一撃を見舞ったのだ
スッ ・・ドシャァッ
紫色の物体が二つになり 地面に転がり落ちた音を感じる
私は薄ら眼を開き、ゆっくりと後方を確認し はじめて実感する
紫の体から流れる 人の様な赤い液体を流すのは 綺麗な断面図
抜刀と同時に上向きに振りぬいた刃
ヤツの体も右腹から左頬を一閃するように分断され 再起しようとする動きは見られない
私は刀を 先ほどまで確認していた ルイスのメモでひと拭きし 刀を鞘に戻した。
・・カチリ
"バットウジュツ" 決して読めなかったが、文字をそのまま写せばそう書いてあった
ナクラの古い剣術の本だそうだが その本が私に感銘を与えて以来
私の得物は"刀"という特殊な曲剣を好んで用いるようになった
今では手放せない 剣の師 まだまだ学び足りないことは山ほどある
私は人より優れた力がある故に体得したのだろうが
この本の中で戦う者は、ただの人でありながら技を体得しているのだから。
ひと仕事終え 地上にもどり依頼主に挨拶をした
中の人間は誰も生きていないと、そしてフィックスは確かに葬ったという事を告げると
依頼主はその場で泣き崩れてしまった。まるで人形のように、止まらない涙を手で覆うように
涙など 幾多も見てきた
裏切りあう人々 人はヴェイグを避け、ヴェイグは生きる為に人を利用する
涙は武器だと言われた時ももう過去の如し。涙は今ではなんの利益も生まないし
こんな荒れ地ではなんの力にもならない。私も幼き頃に泣きながら それを学んだのだ
「うぅ・・ くそ・・っ 俺だけ 置いていきやがって・・」
・・だがこの男の涙は 確かに私の心に響いていた
理由は分からない。だがそれは事実として私は彼を見たまま視線を反らすことができずにいる
あの水は彼の全てだった。そして彼はここの住人だったのだ。
深くは聞かない
野営の跡も 先を考えない報酬の提示も その涙も
・・私は仕事を果たした。そう、ならばもうここにいる意味はない
私はやっと視線を外し そっと振り向かないようにそ場を去った
後ろに 涙を拭う嘆きを跡に 歩み、やがて聞こえなくなる頃
「 」
そっと腰巻きに鞘を直し、首を垂れ 手を合わせた。
愛読書にあった手の平と平を合わせる 合掌
神なんて居ないと知っていても、手を合わせたくなったのだ
きっとこんな事をしても届かないし、願いが実る事は無いのだろう
けど、私は貴方の生を祈っている
そして忘れない 貴方の涙と、この場所を
・・依頼主を一人その場に残し、私は深夜の荒地を去りゆく
私は クリシス
第172ヴェイグハンターギルド"パラベラム"
そのマスター ルニアに仕えるヴェイグだ
-ルイス パラベラムギルド-
この町にきて迎える2日目の朝
私は私の仕事を 皆を迎える家を掃除するという仕事の真っ最中
蜘蛛の巣は殆ど取り払い、垢も綺麗に拭き取り、割れたガラスも一通り片づけ終わった。
そして使えそうな食器を見つけては汚れをふき取り・・ 頭の中では少し気になる事があった
今日も荷物の整理をするミア・・ なんだけど
このギルドの一番の問題児は 私が注意し時だけテキパキと掃除をするんだけど
ちょっと・・ 目を離したらすぐサボってしまう・・
「・・はぁ。」
1階では個人用のマグカップや料理器具を並べて終えた
ガスも水道も通っていないし、もしガスが確認されるとこれはこれで怖い
管の破損や、至る所に沈殿したガスが引火すれば 大惨事だ
それに水道なんて通っていても 大抵汚れ濁った水。使いどころも無い
そう考えれば、ガスと水道の欠片も感じない物件は 安全なのだ
ルニアはせっせと飲料水用ポリタンクを取り出し側面に蛇口をセットした
そして火は、古いカセットコンロをに安全そうなガスボンベをセットする
しかしこれはまだ豪勢で、時間があるときは出来るだけ 薪で火を起こしている。
そうそう、2つほど前の寝床では自家発電機を手に入れて
皆喜んで 電気でお湯を沸かしたりしてたんだけど・・
誰かさんが 壊しさえしなければ・・ ねぇ・・
「・・便利って 慣れると、元に戻った時 辛いわね」
そんな事を思い出し、私は2階にいる誰かに視線を投げかけていた
ガチャ・・
朝早くの眩しい光がドアから差し込む
その光の中から現われるのは 革のコートを着た一人の女性
予想以上に早いルイス到着だが、そのいつもの変わらない鋭く尖った蒼い眼は
今日も無事に仕事を終わらせたのだという証でもあった。
そしてその綺麗な瞳は 扉を開いたあと数秒と私を見て放さなかったが
一度眼を逸らせば 彼女は無言で武装を扉近くのソファーに立てかける
得てして不思議な女性
だが無言ながらもどこか安堵の表情を浮かべている様に見える
最初はよく分からなかったけど 最近はそう感じれる様になったのだ。
「おかえりクリシス、予定よりだいぶ早いみたいだけど?」
その名をクリシスという
言葉数少ない彼女だが、私がギルドとして組織した最初の相方なのだ
マイペースに皮コートを掛けてカウンターに座る彼女は見た目の細い体とは裏腹に
ギルドでは1、2を争う素早さと力強さで、数々の依頼を圧倒してきた実力者
返事を聞いても聞いていなくても 反応の薄い彼女だが
カウンターの席に座り込んだと思ったら徐に1冊の見慣れない本を取り出した
コートにでも閉まっていたのだろうか? その本はこの地域の言葉では書かれてはいない
「帰りにバイクがあった ・・玄関に止めてある」
パラパラとページを捲りながら 事実だけ口にするクリシス
今となってはバイクも貴重な代物だ あったとしても それがちゃんと動いて
しかも燃料まで入ってるのはかなりのお宝だ。
バイクは外に止めているみたいだけど、ちゃんとどこかに隠しておかないと・・
当然 鍵が無くともパーツにされて持っていかれかねない時代だからだ。
ここだけの話
クリシスがいつも常備している本だが・・
私は家柄のお陰で黙っているが実はこの本が"どの様な"物か分かるのだ。
そう 彼女がこの本に興味を持った時から、ずっと言えていない事実。
夢を壊す様で彼女には言えないが、今クリシスが熟読しているその本は
この国 ナクラの子ども達が読む空想の漫画の 単行本の一冊なのだ。
「すごい・・ 垂直の壁を走って昇るとは
ただの人間でも修練を積めばこのような事も可能なのか
・・バットウジュツもままならない私は まだまだ未熟だな。」
ゆっくりと、暖かい笑みに変わる彼女は
今ここで本を読んでいる限りでは 確かに普通の若い女 その一人だった
思えばクリシスと出会って、この漫画と出会ったのは運命だったのかもしれない。
組織から出て、数日の内に出会った一つの漫画 彼女の剣術の師はまさしくこの漫画だった
何も話さない彼女と距離を縮めていけたのもこの漫画のおかげだったのだ。
・・確か、名前の次に口を開いたのは 漫画の武器を指差して "これがほしい"
と言ったそれは今彼女が愛用している刀で 今では様々なストックも増えて彼女もご満悦だ。
唯・・クリシスは今でもこれがナクラの古き真実の歴史だと信じて止まない
やはりこれが空想漫画だという事を打ち明けた方がいいのか?いやもう遅いか・・
そもそも漫画という概念が果たして彼女に伝わるのだろうか?
と思うと打ち明かす意味も感じなくなる。
ガスボンベで沸かしたお湯に紅茶のティーパックを入れ、ゆっくりと色を出していく。
紅茶好きな彼女だ。本当はいい茶葉を選んであげたいけど、高級品でなかなか手に入らない
紅茶は食糧にもならない為今になっては誰も栽培をする人はいないから
消耗されていくばかりだが・・逆に必要とされない物故に、安く仕入れる事ができたり
もしくは廃家に転がっている事も多い。
「・・ナクラ、いつか行ってみたいな。」
視線は漫画に、楽しげに微笑んでいる彼女
私には分かる。彼女は心底楽しみにしているんだ。何時かナクラに行きたいと願う純粋な心
だから本当の事が言えない それは教本ではなく漫画なのだという事ではなく、
"ナクラはもう存在しないという事を"
「そうだね、いつか・・ 行けたらいいね」
私は今出来る一番いい笑顔を作り その仮面で笑い 仮面の下でどこか悲しんだ。
楽しそうに本を読むクリシスにはいつも決まって紅茶を出す。
少し変ではあるが 彼女の砂糖の量は何時からかきっかり決まっていて
絶対にいつものマグカップを使い、更に絶対いつものスプーンで2杯と半分の砂糖
レモンがあれは5滴きっかり。少しでも違うとすぐ顔に出てしまうのだ。
特に銘柄にこだわりは無いみたいなんだけど
彼女は本当に紅茶の味を分かって飲んでいるのだろうかと疑問に感じる
もしかして、お湯にいつもの分量の砂糖とレモンを入れても
彼女は気付く事無く"おいしい"と言うんじゃないだろうか・・ ?
「・・うん 、おいしい。」
よかった
微妙に違う配分になれば絶対に"おいしい"とは言わない彼女からその言葉を貰えたら合格だ。
しかし、その優しい顔が一変し、また何時もの冷たい眼に変わる
その顔を見た私は、きっと分量が違ったのかと不安になったが・・
「・・騒がしいな。」
と クリシスは一言呟いた。
私には一体何の事か分からなかったが、少なくとも今日は静かな朝だ
騒がしい事なんて何一つ思いつかない
だが、彼女の言う事だ。一つ息を呑み 私は眼を細めて 耳を立てる
すると 聞こえた。
彼女が騒がしいと唱えて10秒ほどだ
やっと扉の向こうで地を叩く足音が 慌しく聞こえたのだ
ガチャッ
こんな朝早くに似合わない激しい木扉の開く音と共に 一人の客が舞い込んで来る
その顔を上げれば どうも人間の男の様であった。
男は入ってくるなり、息が上がってしまったのか
整える為に酸素を必死に肺に送り込んで立ち止まる。
彼女は紅茶を口にした時から彼の足音が聞こえていたのだろう
さすが 人よりも感覚の鋭いヴェイグである。
だけどまだ看板もつけていないし、掃除の真っ最中
私は心の中で少しため息をつきながらも、また感情と言う素顔に
綺麗な仮面をはめ込み 心配するかのように
「そんなに急いで・・ どうされました?」
私とクリシス 2人揃って彼に視線を投げかけた
そう 彼はこの町の最初のお客様に違いはなかったのだから。
この小説には残酷な描写が多数描かれております。
そういった物が苦手な方は注意してください。
尚、この小説はアメーバブログにてキャラクター毎の文字色並びに
画像や、絵 3DCGを挿入したバージョンがあります。
そちらのほうも興味が湧きましたら、下記のアドレスからどうぞ。
http://ameblo.jp/elysium868/