プロローグ
夏ならホラーとかだけどたまには恋愛系もいいかもね
小さい頃の俺は田舎で虫取りや探検やいろんな事をして遊んでいた。
友達を誘うも皆はすぐに飽きてしまう。
俺はある日山でケガをして迷子になった。
涙を流しながら俺は助けを呼んだ。
だが誰も助けは来なかった。
その時山の木々が揺れて後ろから何か気配を感じた。
後ろを見るとそこにはすごく大きい体の白いワンピースに白い帽子の女性が立っていた。
女性は俺に歩み寄り持っていたハンカチで俺のケガした脚を手当してくれた。
「ぽっ」
そう言って女性は俺を抱き抱えて歩き始めた。
女性の体は白くとても美しかった。
俺はこの人に恋をしたんだ。
ーーー時は流れて現在ーーー
俺は7年ぶりに地元に帰ってきてじっとどこまで広がる田んぼや川を見ていた。
初恋のあの人は母親がいうには八尺様らしい。
八尺様は恐ろしい存在だから気をつけなさいと叱られたが俺は八尺様に会うために山に行き遊んだりお菓子を食べさせたりして楽しい思い出を作っていた。
久々に会う八尺様に俺の胸はドキドキしている。
待ってて。
今会いに行くから。
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